
古代の人々は、自然が生み出す宝石の色や形に霊的な力が宿ると信じ、護符や儀式に大切に用いてきました。
ヨーロッパの王族はエメラルドやラピスラズリ、ルビーを王冠や装飾にあしらい、権威や愛、守護の象徴としました。
ネイティブアメリカンはターコイズを「天と地をつなぐ聖なる石」として旅や戦いの守護に用い、古代日本では翡翠(ひすい/ジェイド)を勾玉に加工し、魂を守る護符や祭祀の道具として尊ばれました。
ホメオパシーでは、こうした宝石をエネルギー化したものを「ジェムレメディー」と呼び特殊な使い方をします。
それぞれ独自の色彩と形の宝石は、それぞれが固有の振動数をもち、心や体のバランスに“響きかける”と考えられているのです。
特に、古代インドから伝わる「チャクラ」の色彩との共鳴が注目され、ジェムレメディーはチャクラの不調和を調和させる手助けとして用いられることがあります。
――あなたが惹かれる宝石はどれでしょうか。その色は、あなたの心と体が本能的に調和を求める宝石なのかもしれません。


Adam.(ダイアモンド/アダマス)
地球上で最も硬く、透明な光を放つダイアモンドは「不屈の強さ」と「永遠の愛」の象徴として古来より尊ばれてきました。王冠や結婚指輪に使われるように、揺るぎない価値と絆を表します。ホメオパシーでは「内なる力を思い出す」「自己の中心を取り戻す」といったテーマで言及されることがあります。

Ameth.(アメジスト/紫水晶)
紫色の輝きを持つアメジストは、古代ギリシャで「酒に酔わない石」として信じられ、僧侶や修道士が身につけた精神性の象徴です。心を落ち着け、集中を促す石として広く知られています。ホメオパシーでは「心のざわめきや不安」「精神的な安定や眠り」に関わるテーマで登場することがあります。

Ametr-E(アメトリン)
アメジストとシトリンが一つになったアメトリンは、紫と黄の色彩が調和する宝石です。相反する要素をまとめ上げることから「統合と調和の石」と呼ばれています。ホメオパシーでは「迷いや分裂感を抱えるとき」「異なる側面を調和させたいとき」に思い出されます。

Aquam-E(アクアマリン)
青く澄んだ海の色を映すアクアマリンは、古代ローマで「海の女神の宝」と呼ばれ、船乗りの守り石とされました。清らかさと柔らかな表現力を象徴します。ホメオパシーでは「自己表現が滞るとき」や「心の浄化を求めるとき」に言及されることがあります。

Emer.(エメラルド)
緑の輝きを放つエメラルドは、クレオパトラが愛したとされる石で、「愛・再生・調和」を象徴します。古代から心身のバランスを整える石とされ、再生や希望をもたらす宝石とされてきました。ホメオパシーでは「心を開く」「愛情表現を回復する」といったテーマで親しまれています。

Gold-b-E(ゴールデンベリル)
黄金色に輝くゴールデンベリルは、勇気と希望を与える石として伝えられています。その明るい光は「未来への展望」「前進」を象徴します。ホメオパシーでは「自信を失ったとき」や「希望を取り戻したいとき」に言及されることがあります。

Jade(翡翠/ジェイド)
翡翠は古代中国で「仁・徳・調和」を象徴し、身につける者に徳を授ける石とされました。日本でも勾玉として祈りに使われた歴史があります。ホメオパシーでは「安心感を取り戻す」「心を落ち着ける」といったテーマで思い出されます。

Jet-E(ジェット)
漆黒の輝きを持つジェットは、古代ローマや中世ヨーロッパで護符や喪の装飾品に使われてきました。「過去を浄化する」「守護する」象徴とされます。ホメオパシーでは「過去の重荷を手放す」「不安を和らげる」といったテーマで用いられることがあります。

Lapis(ラピスラズリ)
群青色の輝きを持つラピスラズリは、古代エジプトで王族や神官が身につけ、真理や霊性を象徴する石とされました。直観や表現力を高めるとされ、深い洞察をもたらすといわれます。ホメオパシーでは「自己表現」「精神的な導き」のテーマで登場します。

Moldav-E(モルダバイト)
隕石の衝突によって生まれた希少な緑色の石、モルダバイトは「宇宙からの贈り物」と呼ばれます。変容や新しい意識を象徴し、スピリチュアルな人々に人気があります。ホメオパシーでは「大きな変化を受け入れる」「意識の拡大」といったテーマで言及されます。

Moonst-E(ムーンストーン)
月の光を思わせるムーンストーンは、古代インドで「聖なる石」とされ、女性性や直感を象徴します。やわらかな光は心を和らげ、自然のリズムを感じさせます。ホメオパシーでは「感情の波」「女性のサイクル」に関わるテーマで登場します。

Obsid.(オブシディアン/黒曜石)
火山の噴火から生まれた黒曜石は、鋭く割れる性質から古代では武器や護符として使われました。「真実を映す鏡」とされ、心の奥に隠れた感情を明らかにする象徴です。ホメオパシーでは「抑圧された感情を浮かび上がらせる」テーマで言及されることがあります。

Rhodoc-E(ロードクロサイト/インカローズ)
薔薇色の輝きを持つロードクロサイトは「愛と情熱の石」と呼ばれます。南米のインカ文明では聖なる石として崇められました。ホメオパシーでは「心を温める」「愛情を取り戻す」テーマで登場することがあります。

Rose-q.(ローズクォーツ)
淡いピンク色のローズクォーツは「愛と優しさの石」として世界中で親しまれています。古代ローマやエジプトでも美容や装飾に使われ、自己受容を促す象徴とされてきました。ホメオパシーでは「人間関係の調和」「自己否定からの回復」にしばしば思い出されます。

Ruby-E(ルビー)
深紅に輝くルビーは「情熱と生命力」の象徴として、王権の宝石として大切にされてきました。勇気や愛を引き出す石とされ、古代から戦士のお守りでもありました。ホメオパシーでは「活力を取り戻す」「意志力を強める」テーマで言及されます。

Tiger-ey.(タイガーズアイ)
黄金の縞模様を持つタイガーズアイは、古代エジプトで「神の目」と呼ばれ、洞察力と守護の象徴でした。決断力や実行力を与える石として親しまれています。ホメオパシーでは「不安や迷いを払う」「自信を高める」といったテーマで登場します。

Turq.(ターコイズ/トルコ石)
空色のターコイズは、ネイティブアメリカンの部族や古代エジプトで護符として大切にされてきました。「旅人を守る石」としても知られます。ホメオパシーでは「友情や心のつながり」「保護」のテーマでしばしば言及されます。