ケネディ米厚生長官が示唆する「食物アレルギー」急増とワクチン成分の“気になる関係”――自然な免疫を守るために私たちができること

花粉症、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、喘息…
どれも今では珍しくない症状ですが、実は 50年前の日本ではアレルギーはほとんど存在しなかったことをご存じでしょうか。

これまで 国民の3人に１人が何らかのアレルギーを持っている言われていましたが、最新の調査では6割以上がアレルギー症状を抱えているとの報告まででてきました。

乳児の食物アレルギー、果物・野菜でも反応する新しいタイプのアレルギー、そして化学物質や香りに反応する人も増えています。

わずか数十年の間に、私たちの免疫は何が起きているのでしょうか。

そんな中、アメリカで大きなニュースが流れました。

米厚生長官が「ワクチンに含まれるアルミニウム塩が、食物アレルギー増加と関係している可能性を調べるべきだ」と示唆したのです。

科学的な因果関係は「まだ立証されていない」と明言しつつも、小児ワクチンにアルミニウム塩アジュバントが広く使用され始めた時期と、世界的なアレルギー急増のタイミングが“重なる”点に触れ、研究の必要性に言及しました。

もちろん、これは「ワクチン＝アレルギーの原因」という断定ではありません。
しかし、世界的にアレルギーが増加し続けている現状から、免疫が過敏になる背景を幅広く検証する動きが始まっていることは確かです。

富山大学による2022年の全国調査では、全年齢のうち 63%が「何らかのアレルギー疾患がある」 と回答したと報告しています。

花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、金属アレルギー、薬剤アレルギー、アナフィラキシー。これほどの割合でアレルギーが存在する国は、世界でも珍しいほどです。

加えて、1歳未満で発症する乳児の食物アレルギーは過去15年で急増。
果物・野菜・芋類など、これまで反応がほぼなかった食品でもアレルギーが報告されています。