こんにちは。自然療法セラピストのシンジョウ🌺です。
私は職業柄、心や体の不調とともに、夫婦の不仲や家庭内の問題についてもご相談を受けることが多くあります。
もちろん、暴力やアルコール・ギャンブル依存、不倫など、誰が見ても関係が破綻しているケースもあります。
けれど実際には、お互いに誠実で、愛し合っているはずなのに、なぜか不満が募り、心の溝が開いていく――そんな「わかりにくい夫婦の危機」が、とても多いのです。
こうしたケースでは、当人たちも「説明しづらい」「原因がよくわからない」と感じていて、最終的には
「相性が悪かったのかも」といった曖昧な言葉で片づけられてしまうことも。
でも本当は、まだ修復できる関係かもしれません。
そのカギとなるのが、今回のテーマ「愛のスタイル」です。
こんなすれ違い、ありませんか?
たとえば、ある女性の声。
「夫は家事も子育てもよく手伝ってくれる。でも何かが足りない。
ねぎらいの言葉がない。ただ“作業”のように淡々としていて、心が通っていない気がするんです。」
一方で、同じご夫婦のご主人がこう話してくれました。
「妻がしんどいと思うから、自分ができることは全部やっているつもりです。
家族のために働き、生活を支えることが、自分なりの愛情表現だと思ってきました。」
お互いに思いやりはあるのに、伝わっていない――
このようなすれ違いの背景には、「愛の伝え方・受け取り方」の違いがあることが少なくありません。

「愛のスタイル」の違いに気づく
パートナーに対して「わかってもらえない」と感じるとき。
それは、あなたの愛が足りないわけでも、相手に思いやりがないわけでもなく、
お互いの“愛のスタイル”が違うだけかもしれません。
たとえば…
言葉で伝えたい人
→「ありがとう」「がんばってるね」と、言葉で気持ちを伝えることを重視します。
行動で示す人
→「やってあげる」「責任を果たす」ことで愛を表現します。
どちらも立派な愛の形。
けれど、“自分のやり方”で愛を伝えても、相手が受け取りたい形と違っていれば、すれ違いになってしまうのです。


「足りない」のではなく、「ずれている」だけ
「言ってくれなきゃわからない」
「こんなにやってるのに、なぜ伝わらないの?」
こうした感情の行き違いは、どちらが悪いわけでもありません。
“伝え方”と“受け取り方”のチューニングが、ほんの少しズレているだけなのです。
愛情は、あるかないかではなく、どう届けられ、どう受け取られるかがすべて。

すれ違いを修復する3つのヒント
- 「自分はこうしてもらえると嬉しい」と伝える
たとえば「“ありがとう”って言ってもらえると元気が出るの」と、自分のニーズを素直に表現してみましょう。 - 相手のスタイルを理解する
「この人は、行動で愛を表現するタイプなんだな」と気づけたら、その愛もしっかり受け取ってみる。 - 違いをジャッジしない
「どちらが正しいか」ではなく、どちらも“正しい、ただ違うだけ”という視点が、関係にゆとりを生み出します。

まとめ:すれ違いの奥にあるのは「愛の願い」
夫婦の不仲の原因は、性格の不一致だけではありません。
「愛し方・伝え方・受け取り方の違い」
つまり、“愛のスタイル”の違いが、静かに心の距離を生んでいることもあるのです。
相手を変えることができなくても、
まず自分が、相手のスタイルに気づくこと。
そして、自分の気持ちも正直に伝えていくこと。
その積み重ねが、心のズレを“あたたかな対話”に変えていきます。
すれ違いの奥には、
「本当は伝えたい」「本当は受け取りたい」――そんな、愛の願いがあるのです。

最後に:心のすれ違いに気づいたときは
愛のスタイルの違いは、放っておくと心や体の不調として現れることもあります。
もし、「どう伝えたらいいのかわからない」「関係がぎくしゃくしてきた」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
🌿 一般セミナーでは、心と体のつながり・自然療法でのケアなどについて、具体的な事例を交えてお話しています。
🌿 個別コンサルテーションでは、お一人おひとりの状況に寄り添いながら、自然療法と感情のケアの視点からアドバイスを行っています。
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