フジ(藤)という花
あなたはフジの花は好きですか?
フジはゴールデンウィーク頃に見頃を迎える、美しい花。
長く垂れ下がる、やわらかな紫の花房。
風に揺れるその姿は、どこまでも優雅で、静かな美しさをたたえています。
けれど、巻き付いたツルはやがて太く強くなり、他の樹木に食い込むように成長していきます。
そのため林業の現場では「絞め殺しの木」と呼ばれることもあるほどです。
フジは古くから、豊作をもたらす神聖な花として人々に迎えられてきました。
その一方で、つるが絡み合う姿や、ヘビを思わせる形から、屋敷に植えることを忌む風習もあったといわれています。

神を招く依代としての清らかさと、どこか陰を含んだ、逃れられない絡みつき。
その両方をあわせ持つ花――それが藤です。
もしこの花に触れたとき、美しさの奥に、わずかな重さやざわめきを感じたなら――
それは、あなたの中にある「ほどけないもの」に触れているのかもしれません。
フジ(藤)基本情報
分類:マメ科フジ属(落葉つる性木本)
学名:Wisteria floribunda
開花時期:4月〜5月
花の特徴:長く垂れ下がる優雅な花房。淡い紫〜白のグラデーション
自生地:日本各地(山野・庭園・神社仏閣など)
「葛藤」の言葉、なぜ「藤」?

「葛藤」という言葉は、葛(くず)や藤(ふじ)の蔦が、絡まり合い、もつれ合う様子から生まれたとされています。
ほどこうとしても、簡単にはほどけない――
その姿が、人の心の状態に重ねられてきました。
現代ではこの言葉は、
・人と人との間に生じる対立やいがみ合い
・心の中に相反する気持ちが存在し、迷い続ける状態
この二つの意味を持ちます。
外の衝突と、内側の揺れ。
フジは、その“絡まり”そのものを象徴する植物です。

藤が映し出す関係性

フジは、やわらかく垂れ下がる薄紫の花から、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」といった花言葉を持ちます。
古くから日本では、その優雅な姿は貴族に愛され、長寿や不死の象徴ともされてきました。
また、「男は松、女は藤」という言葉があるように、男は松のように根を張って立ち、女はそんな男性に寄り添い、しなやかに絡む藤のように――そんな男女の関係性が、美しいものとして語られてきた時代もありました。
けれど、この“絡みつく”という性質は、ときに離れられない関係や、依存、執着へと変わることもあります。
フジは、つながりの美しさと、そこに潜む葛藤の両方を映し出す花でもあるのです。
ファーイーストフラワーエッセンス(FE2) フジ

【キーワード】
優雅さ、平和、陰湿さの中での葛藤
【不調和な状態】
執着、嫉妬、虚言、二枚舌、秘密主義など、
陰湿な感情や関係性の中に巻き込まれる。
また、そこから離れたいと感じながらも、
離れられない葛藤を抱えている状態。
【調和した状態】
魂の優雅さ。
世俗の陰湿さに巻き込まれず、穏やかで平和な境地。
自然の流れに従い、安心感と信頼の中で心をひらける。
このエッセンスは、心の中で絡まり合った感情や関係性に、そっと触れます。
「本当は離れたいのに離れられない」
「関わりたくないのに、気になってしまう」
「人の感情や空気に巻き込まれてしまう」
そんな状態のとき、心は知らず知らずのうちに、絡みつくような結びつきを作っています。

けれど、それは弱さではなく、これまで生きていくために必要だった関わり方でもあります。
フジは、その絡まりを無理に断ち切るのではなく、少しずつ、自然にほどいていくことを助けます。
外側の関係に振り回されるのではなく、自分の内側に静けさを取り戻していく。
そして、優雅さとは「誰かに絡むこと」ではなく、自分の軸を保ちながら、しなやかに在ることだと気づかせてくれるのです。
最後に

フジは、美しく絡みつく花です。だからこそ、その奥にある「ほどけなさ」にも気づかせてくれます。
もし今、人との関係や自分の感情の中で、身動きが取れない感覚があるとしたら――
それは、ほどける準備が始まっているサインかもしれません。
フジは、その絡まりをやさしくゆるめ、本来の静けさと優雅さへと、あなたをそっと導いてくれるでしょう。
【参考文献】さらなる学びのために
花の象徴的な意味や、ファー・イースト・フラワーエッセンスについて詳しく知りたい方は、
下記の書籍またはフラワーエッセンス研究家 東昭史先生 の講座などをご活用ください。
植物がそっと心を整えてくれるように、あなた自身の感情や身体にも、同じリズムがあります。
もし今、心や体が乱れを伝えてきているなら、その声を丁寧に聴く時間をつくってみませんか。
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