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些細なことで家族にキレ、罪悪感になる人が増えています

コラム

些細なことで家族にキレてしまい、その後、罪悪感のパターンを繰り返す方が増えています。

夫に買い物をお願いしたのに、忘れて帰ってきた。
子どもは、注意した行動をまたやっている。
カチンときて、容赦なく責め立てる。

でも、落ち着くと「やりすぎた」と気づく。
子どものトラウマになったのでは・・・と罪悪感。

でも、また些細な事で、すぐに怒りが爆発してしまう。

この怒りを上手く調整するには、子ども時代を振り返る必要があります。

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お母さん、お父さんは、あなたの望みを、ちゃんと受け止めてくれたでしょうか?

例えば、ピンクの服が好きと言っているのに、地味な服、いや、お母さん好みのシックな服を買ってきた。

お誕生日に「カレーが食べたい」と言ったのに、普段と同じ「煮物」がでてきた。

そんな出来事を覚えていませんか?

こんな小さな日常の中で、幼い子の心は「私の望みはちゃんと聞いてもらえない」という思いが心に刻まれ、怒りが蓄積される事があります。

そんな方が大人になると、

夫に「ミルクを買ってきて」と頼んだのに、すっかり忘れてきた。

子どもが「ゲームの時間」を守らず、ずっとやり続けるなどの出来事があると、

過去から蓄積された、激しい怒りで相手を罵倒するようになる事があります。

この怒りを出し続ければ、いつかは治まるのでしょうか?

いいえ。

この怒りは出しても、出しても泉のようにあふれ出るでしょう。

そこから抜け出る一歩は、幼少期の出来事を振り返る事です。

もし、親との関係の中で心に刻まれた私の望みは、きちんと受け止められない」という思いに気づけば大きな変化が起こるでしょう。

その信念を再び再確認する出来事に出合うたびに、あなたの中にいる「子どもの自分」の古傷がうずき、子どもの頃から積もり積もった怒りが噴き出ているのです。

過去を振り返り、「大人の自分」が「子どもの自分」を意識し、区別できるようになると、怒りに飲み込まれ、冷静さを失う事がなくなります。

その時、初めて、自分の言うとおりにしてくれなかった夫や子どもの行動は「単に忘れていたんだ」と冷静に受け止めるようになれます。家族に平穏が訪れるでしょう。

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些細な事で怒りが爆発してしまう自分」に悩んでいるなら、ぜひ一度、過去を振り返ってください。

相談会では、あなたが抱えている感情の背景や原因を一緒に探りながら、日々の暮らしがもっと穏やかになるためのアプローチをご提案します。

お気軽にご相談ください。

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