恐怖と自己否定に閉ざされた心が、ゆっくり溶けていった記録 ― 40代男性・心の回復プロセス ―

ご相談時の状態(Before)

この方は、幼少期の体験をきっかけに、長い間、自分の感情を感じないようにして生きてこられました。

つらさや恐怖を抱えながらも、

・弱音を吐けない
・本音を出せない
・人に頼れない
・常に自分を責めてしまう

という状態が続いていました。

ご本人も、

「自分が何を感じているのか、分からない」
「心が閉じている感覚がある」

と話されていました。

また、頭頂部から首にかけて、“刺さるような違和感”を長年感じておられました。

心と体のつながりから見た背景

強い恐怖体験をした人は、生き延びるために「感じない」という防衛反応を身につけます。

これは、その時に必要だった大切な自己防衛です。

しかし、その状態が長く続くと、

・怒りや悲しみを感じられない
・感情の出口がなくなる
・自己否定が強くなる

といった状態になりやすくなります。

心身医学的にも、こうした抑圧された感情は、

・他人や社会への攻撃性
・自暴自棄な行動
・慢性的な体調不良
・破壊的な病気

として現れることがあります。

この方の場合も、「自分には価値がない」「生きる資格がない」という思い込みが、
長年、心と体を締めつけていました。

アプローチの方針

このケースでは、「問題を取り除くこと」よりも、「安心して自分を感じられる状態をつくること」

を最優先にしました。

無理に過去を掘り起こすのではなく、

・安全な対話
・丁寧なカウンセリング
・体と心のバランスを整えるケア

を通して、少しずつ“感情に戻れる土台”を育てていきました。

ご本人の声(変化の実感)

回復の途中で、次のようなご報告をいただきました。

「46年間、自分の気持ちがわかりませんでした。

でも今は、嬉しい・悲しい・怖い…
それを感じられます。

ようやく、自分とつながれた気がします。」

また、

「自分で自分を刺していたような感覚に気づいた」
「違和感が薄れてきた」

とも話してくださいました。

経過と変化(After)

徐々に、次のような変化が現れていきました。

・自分の感情に気づけるようになった
・過去を冷静に振り返れるようになった
・人に気持ちを話せるようになった
・自己否定が弱まった
・身体の違和感が軽減した

「生きている実感」が戻ってきたことが、何より大きな変化でした。

このケースからのメッセージ

深い傷を抱えた人ほど、「感じないことで生き延びてきた人」です。

それは、弱さではなく、その人なりの必死の生存戦略でした。

癒しとは、過去を責めることではなく、「もう、感じても大丈夫だよ」と、心と体に伝えていくプロセスです。

この方は、自分の内側にそっと目を向ける勇気を持ち、長く閉じていた扉を、少しずつ開いていきました。

同じような悩みを抱える方へ

・感情がわからない
・生きづらさが続いている
・自分を責めてしまう
・理由のない不調がある

こうした状態には、必ず背景があります。

「性格の問題」ではありません。

適切なサポートの中で、人は何歳からでも変わっていくことができます。

■ ご相談について


当サロンでは、心と体の声に耳を傾けながら、会話と自然療法で無理のない回復をサポートしています。

「こんなことで相談していいのかな…」
そう迷っている方ほど、大切にしたいと考えています。

まずは、話すだけでも大丈夫です。
どうぞ安心してご相談ください。

自然療法での「事例を知りたい」と思われた方は【症例ケース】からご覧いただけます。

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この記事を書いた人

自然療法セラピスト。
統合医療専門校で教育に携わり、自由が丘でサロンを運営。現在は沖縄を拠点に、インナーチャイルドやアダルトチルドレンによる「生きづらさ」「体調不良」を自然療法と対話でサポート。本来の自分を取り戻すお手伝いをしています。
南の島の自然ケアサロン 主催
元統合医療専門校講師
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)


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