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沖縄の文化は「結界の文化」

コラム



こんにちは。自然療法士のシンジョウ🌺です。

沖縄には驚くほど沢山の風習が行事として残されています。それは、あたかも神社やお寺のようです。

今日は、沖縄の家々が張る「結界」について紹介します。

ススキの霊力と「結界」


旧暦の8月10日頃(一般的な暦だと9月)になると、沖縄では家屋に「結界」を張る時期です。ちょうどお月様が十五夜に向かっている頃といった方がわかりやすいでしょうか。

伝統を残す家では原野からススキの葉を刈りとる事から始まります。そのススキを結んで「ゲーン」とか「サン」と呼ばれるお守りをつくります。それを、家族の健康と繁栄を願い、家々の四方、玄関の両脇に設置するのです。こうする事で邪霊、邪気から家族と家を守る事ができるとされます。

古くから稲穂に似たススキは神の宿る事ができる特別な植物「神の依代と考えられていました。それだけでなく、ススキの葉は鋭い刀のように皮膚を切り裂く事から、魔を切り裂く「魔除け」となると認識されました。

古くから伝わる沖縄の習慣は、外を徘徊する不幽霊や悪霊を屋敷に入れないよう、霊的に特別な力をもつススキに願をかけて「結界」を築いているのです。


唯物的な現代人からみれば古い時代の「呪術」「子供だまし」として一笑に付すでしょう。しかし、霊感の強い人からすれば、その効力を認識できるから今なお受け継がれている。そして、沖縄の人々は、なぜか霊感が強い方が多いのです。

カラダの内は究極の神域、皮膚はカラダの「結界」

自然療法士の世界観からすれば、今ほど一人一人に「結界」が必要とされている時代はないといえるでしょう。
「結界」とは外と内を別けるバリアであり、内を清浄に保ち、不浄なものを入れない事です。
それは特別な神域にだけ必要なものではありません。あなたのカラダこそ、崇高な精神の宿す究極の神域であり、皮膚は一つの「結界なのです。


皮膚を注射で突き破る事は、神聖な「結界」が破られた事を意味します。
注射を打とうとすると子供がギャーギャー騒いで、死に物狂いで逃げようとするのは、大人とは違い、純粋で神に近い存在だからだといえるのではないでしょうか。
それに比べ、注射を打った後に副作用がでても「想定内で問題ない」と教えられた大人は・・・・・。