こんにちは。自然療法士のシンジョウ🌺です。
2021年の夏も終わり、季節は秋へと流れてゆきますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
2021年9月現在の日本では、コロナ封じ込めの「切り札」として、各国、各都道府県が競うようにワクチン接種を推し進めていますが、感染に歯止めがかからない状況が続いています。
そんな中、身近な薬草であるヨモギでコロナの封じ込めに成功している国があります。
それが、アフリカの南東に浮かぶ巨大な島国「マダガスカル」です。
驚くべきことに、コロナの世界的なパンデミック以降、マダガスカルでは感染者42,862人、死者955人と極めて少ない被害に留まっております(2021.9.1現在)。
今回は、世界中が注目するマダガスカル大統領の独自路線と、可能性を秘めた薬草「ヨモギ」についてお伝えします。
独自の進化を遂げたマダガスカルの動植物
日本でマダガスカルといってもピンとくる人は少ないかもしれないけれど、不思議な形をしたバオバブの木の自生地と言えば少し想像できるかもしれません。その他にも、動物園で目にする事ができる珍獣のキツネザル、世界最小のカメレオン、童謡で有名な猿のアイアイなどマダガスカルにしか生息していない動植物が多く存在します。マダガスカルは古い時代から大陸と切り離されたため動植物の約90パーセントが独自の進化を遂げた固有種。「自然学者にとっての約束の地」と呼ばれるほど不思議な国として知られています。
暮らし面での特徴は非常に貧しい事。世界的に見ても最貧民国の1つに数えられ、今年も干ばつによる飢餓が心配されています。その大きな原因が政治的な混乱。1960年にフランスの植民地支配から独立しましたが、その後もフランス依存や影響が続き、政治情勢が不安定な状態が長期間続いた事が大きな原因とされています。
コロナ禍で世界が大注目‼「薬草」でウイルスを封じ込める国 マダガスカル大統領の進める独自路線
新型コロナが世界中に広がり、多くの国がワクチン開発を切望している2020年4月、マダガスカルのアンドリー・ラジョエリナ大統領は、世界が驚くコロナ対策を発表しました。その主役がヨモギです。
4月20日、大統領はテレビカメラの前で「コロナウイルスの予防にも治療にも効くドリンク」と断言し、ヨモギが主成分のハーブティーをゴクゴクと飲み干してみせました。現地でも海外でも、冷笑と批判がわき起こりましたが大統領は動じる事はなかったとされます(クーリエ ジャポン2020.6.13)
大統領はテレビで「コロナ対策としてマダガスカル産ヨモギを飲むように」と国民に推奨。「個人的にワクチンを受けるつもりはない」と表明し、マダガスカルの薬草が私と家族を守ってくれていると演説しました(時事通信2021.3.21)
大統領はマダガスカル産のヨモギと在来種のハーブから作ったドリンクは「コビッド・オーガニクス」と命名され、国民とアフリカ諸国に分配し始めました。
それに対し、WHOは薬草ドリングのコロナへの効果は科学的な研究や検証がされていないと警告。治験を行ったうえでハーブを採用するよう要請しました(AFPBB News2020.05.08)
WHOの警告や批判に対して、大統領は「西洋はアフリカの伝統薬を見下している」と非難。「問題は、アフリカのマダガスカルのような国が、世界を救う処方を見つけ出した事実を彼らが認められないこと」。「アフリカの科学者が過小評価されることがあってはならない」「どの国や組織もわれわれの前進を妨げることはない」と反論。このハーブドリンクの有効性について「わが国では病人が回復していること」だとも語ったとされます。
この記事が書かれた2020年5月時点、マダガスカルの新型コロナウイルス感染者は183人。105人の回復。死者は一人も出ていませんでした。大統領は、コロナから回復した患者はヨモギドリンク(コビッド・オーガニクス)だけで治癒したと語っています(AFPBB News2020.05.12)
2020年9月19日、ついにWHOは新型コロナの治療法となりうる可能性があると認め、マダガスカルの押し進める薬草療法の臨床試験を承認しました。
コロナの特効薬なのか⁈ ヨモギの和名は「クソニンジン」?
キク科ヨモギ属は約250の種が存在します。その中で、コロナで注目されているヨモギの和名は「クソニンジン」。
個人的には「そんな酷いネーミングはないぜよ!」と思うのですが、ニンジンのような葉っぱと独特の異臭が特徴だった事から名付けられたとか。日本には薬用植物として持ち込まれた後に野性化し、今では畑や牧草地、荒地、市街地の道端に生えているといいます。
このヨモギは中国では1000年以上前から生薬として活用され、主に解熱に利用されていたといいます。
この薬草で世界を驚かせたのは、マラリアに驚異的な効果をもたらすこと。その後の研究で、このヨモギの主要な薬効成分は「アルテミシニン」である事が同定され、発見者の中国人科学者は2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
2003年、中国でSARS(重症急性呼吸器症候群)流行した際にも、現地ではクソニンジンが補助的な治療として使われたという実績を持っています。
クソニンジンはコロナの特効薬なのか⁈ 遂に実験室レベルでの有効性を確認!
2021年1月「お湯で抽出したクソニンジンの葉のエキスが新型コロナウイルスに対し有効性を示した」とコロンビア大学、ワシントン大学 、ウースター工科大学の研究者らが発表しました。
研究は、まだ実験室内のシャーレで観察された段階ですが、ヒトの肺細胞に新型コロナウイルスを感染させた後、クソニンジン抽出物を加える手法で行われ、感染が阻害されたとされます。
研究グループの代表は、クソニンジンは「アルテミシニン」の薬効成分だけでコロナウイルスに効果を示しているのではなく、何か別の成分が組み合わさって作用を及ぼしていると推測しています。
2021年7月 ラジョエリナ大統領 暗殺未遂事件!
報道によれば2021年7月20日「大統領 暗殺計画」の罪で11人が逮捕されました。大統領を含めた政府当局者5人が標的とされました。逮捕者の中には、元フランス兵2人も含まれていたとされます。
大統領は「暗殺計画の背後にフランスがいる可能性がある」と指摘。「国民を守ろうとする私を殺そうとしている」と述べたと報道されています。
コロナが世界中に拡大して1年程度の短い期間に、5人の大統領が様々な理由で死去されております。
それらの国や大統領の共通点として「ワクチンを拒否した」または「ワクチン接種率が悪い」からだとする都市伝説があります。
マダガスカルでも新型コロナの小さな流行があり、政府は2021年3月にワクチン接種を許可しました。しかし、現在でもワクチン接種は進んでおらず、国民は薬草を使った予防と治療を行っている状況にあります。
マダガスカルの動植物が独自の進化を遂げたように、独自路線を貫くラジョエリナ大統領がご無事である事を願うばかりです。
【まとめ】日本のヨモギにも薬効成分「アルテミシニン」を確認
日本でもヨモギは民間薬として多くの地域で使われてきました。多くの薬効があることから「ハーブの女王」とか「女性の守護神」と呼ぶ方もおります。
大変喜ばしい事に、この一般的な日本のヨモギ(学名:Artemisia indica Willd. var. maximowiczii)にも、量はクソニンジンより少ないものの「アルテミシニン」が含まれている事がわかっています。
コロナへの有効性はわかりませんが、自然療法士の世界観からすれば、繁殖力の強いヨモギの生命エネルギーをいただく事こそが、現代人が忘れた「自然治癒力を授かる事」だと思っております。
ヨモギを入手する際には農薬、特に除草剤に触れていない安全なものを手にいれましょう。お茶にして1~2ヶ月間とるといいでしょう。
面倒な方は、ヨモギ(学名:アートメジア)の成分をアルコールで抽出したマザーチンクチャーが市販されており、毎日10~15滴程度をお水にいれてお取りになる方法があります。
とはいえ、この情報も含めて、全ての情報は鵜呑みにしないようにご注意ください。
大切な事は、あなた自身で考え、あなたの感覚で真実を選り分け、あなたなりの結論を導きだす事です。
さぁ、新しい時代がはじまっていますよ。新しい時代がこれまでの時代と違うのは「自分と家族の健康は、自分で守る時代!」なのです。