マザーチンクチャー事典【薬草療法】

目次

マザーチンクチャーとは

マザーチンクチャーは、古くから伝承されてきたハーブ(薬草)が持つ生命力をアルコールで抽出し、その有効成分を凝縮したハーブ酒です。このエッセンスは、ホメオパシーレメディーの源となる「母液」として使われる種類もある事から「母なるハーブ抽出液」を意味する『マザー チンクチャー』と呼ばれています。

レメディーとマザーチンクチャーの違いと使い分けは、物質1分子も含まないまでエネルギー化されたレメディーが人の「気(プラーナ)」に作用するのに対し、薬草成分を物質量で含むマザーチンクチャーは直接的に肉体に作用します。賢く使いわければ、臓器の修復や活性化が必要な場面で穏やかに回復を手助けしてくれるでしょう。

マザーチンクチャー 事典

アブシンシューム (ニガヨモギ)


寄生虫の駆除、食欲増進、腸の痙攣の抑制効果、子どもの痙攣や神経の問題精神錯乱、幻覚手足の麻痺

アルファルファ (ムラサキウマゴヤシ)


消化促進、更年期症状の緩和、骨密度の維持、月経前症候群(PMS)の緩和、肌の健康

アヴィナサティーバ (オート麦)


神経疲労・神経衰弱(ストレス・不安・緊張の軽減)、睡眠の質向上、リラクゼーション効果、心臓病のリスクを減らす

アートメジア (ヨモギ)

血液循環を促進する(冷えの改善、月経不順の改善、貧血症状の改善)
消化促進(食べ物の消化を助ける)
強壮剤(疲れやすい方に体力をつける)

アラリア (タラノキ)


花粉症、ヒスタミンの放出抑制

ベリスペレニス(ヒナギク)

深い筋組織の亀裂・断裂乳房の強打、そこが腫瘍化

バーバリスブルガーリス(セイヨウメギ)

腎臓と肝臓の問題

ボラーゴ(ルリジサ)

副腎皮質の強化、抗ストレス効果

カクタス(ダイリンチュウ)

心臓の問題、狭心症、動悸心臓をわしづかみにされたような感覚

カレンデュラ(トウキンセンカ)

心や体の傷、火傷、化膿、ケロイド除菌・抗菌作用

カーディアス マリアナス (オオアザミ/ミルクシッスル)

肝臓の保護、肝臓の再生を助ける(アルコールの過剰摂取、肝炎、肝硬変、その他の肝臓疾患の予防や治療)、胆汁の流れを促進し消化を助ける、解毒作用

カーサマスティントリウス(ベニバナ)

体を温める、血行を促す、浄血作用
冷え性、月経不順、産後の腹痛、更年期障害

チコリューム(キクニガナ/チコリ)

肝機能促進、血液浄化、消化不良や食欲不振、脾臓障害、血糖値の上昇を抑える効果

シネラリア(シロタエギク)

目の問題、白内障、瞳孔の混濁

クレティーガス(ヒトシベサンザシ)

血液循環を改善する、高血圧、コレステロールを減少させる、動脈硬化・高脂血症の予防

クークマロンガ(ウコン)

肝臓の保護、肝機能の向上(解毒機能の向上)、二日酔いの改善、消化を助ける、胃の不快感やガスの軽減、がん細胞の成長を抑制

ダイオスコリア(野生のヤマイモ)

月経前症候群、月経痛

エキネシア (ムラサキバレンギク)


風邪やインフルエンザの予防と症状緩和、免疫系の強化、抗炎症作用(急性)

エクィシータム(スギナ)

骨粗しょう症予防、むくみの解消(利尿作用)、デトックス効果、髪と爪の健康、創傷治癒の促進

エリオボトリア(ビワ)

咳、気管支炎、血糖値が高い、糖尿病食欲不振

ユーパトリューム(ツキヌキヒヨドリ)

高熱、悪寒、インフルエンザ、骨にしみるような痛み、消化不良、吐き気と嘔吐

ユーファラジア(コゴメグサ)

目の疾患全般、眼精疲労の改善、目の充血を改善、花粉症による症状の改善、アレルギー性の鼻炎など

ファゴファイラム(ダッタンソバ)

血液をサラサラにする効果、毛細血管をしなやかに強くする効果、高血圧を予防、冷え性の改善

ガリウムアパ(シラホシムグラ)

利尿作用、腎臓や膀胱の結石の排出

ギンコビローバ(イチョウ)

記憶力・認知機能の改善、血流の改善

グリンデリア

気管支炎や喘息の緩和、気道を開く、咳を鎮める作用

ハマメリス(アメリカマンサク)

静脈瘤(血管を引き締める)、静脈瘤による腫れ・痛み・重さの軽減、血流改善効果

ハイペリカム(セイヨウオトギリソウ)

事故怪我で損傷した神経の修復、
ストレスや不安の緩和、気分の落ち込みの緩和、うつ症状の緩和(軽度~中等度)、不眠症状の緩和

ラパ(ゴボウ)

解毒作用(デトックスプロセスのサポート)、血糖値の調整作用

ミュルフォリューム(セイヨウノコギリソウ)

止血作用、炎症を鎮め、痛みを和らげ傷を癒す、胃液分泌促進

モモディカチャランティア(ゴーヤ)

血糖値の調整、肝機能の向上、ガン・心臓病の予防

モラス(ヤマグワ)

血糖値の上昇を抑制、高血圧の予防、消化促進
カルシウムの吸収促進、骨形成の促進

パッシフローラ(チョボトケイソウ)

神経系に対する鎮静効果、不眠や不安、動悸を防ぎ、血圧降下、ヒステリー、神経の興奮やイライラ、不眠、更年期障害などの緩和

プランターゴ(セイヨウオオバコ)

鎮痛作用(歯痛・知覚過敏)、抗炎症作用(歯周病・歯肉炎)

ケブラコ(シロケブラコ)

呼吸困難、心臓の問題、呼吸しても十分な酸素が取り込めない(喘息、チアノーゼetc)

クエカス(ヨーロッパナラ)

脾臓の問題、あざになりやすさ、出血しやすさ、脾臓の衰弱を伴う肝臓疾患

ローザルゴザ(ハマナス)

女性ホルモンバランスを整える(生理不順、生理痛などの症状を緩和)、美肌効果,動脈硬化の予防、脳梗塞の予防

ルメックス(ナガバギシギシ)

喉の粘膜の乾燥、喉がムズ痒く咳がでる、喘息、気管支炎、胆汁分泌促進、強肝、解毒

ルータ(ヘンルーダ)

関節(腱・靭帯)の損傷、腱鞘炎、眼精疲労(視野がぼやける)、ガングリオン

ササ(クマザサ)

動脈硬化を予防、血圧の上昇を抑える、胃潰瘍・胃炎の改善

ソリデイゴ(セイタカアワダチソウ)

利尿作用(体内の余分な水分を排出)、浮腫み、解毒作用、抗炎症作用

タラクシカム(セイヨウタンポポ)

肝機能強化、胆汁うっ滞の改善、食欲不振の改善、消化不良の改善、母乳の分泌促進

スーヤ(ニオイヒバ)

いぼ、ポリープ、ワクチンの解毒

アーティカプラット(エゾイラクサ)

皮膚炎(アトピーなど)の症状を緩和(抗炎症作用、皮膚のバリア機能をサポート)、蕁麻疹(じんましん)の症状緩和(自然な抗ヒスタミン作用)

バレリアナ(セイヨウカノコソウ)

睡眠の質の改善、不安・緊張・ストレスの緩和

バーバスカム(ビロードモウズイカ)

咳を抑える効果、気管支疾患、喘息、耳の詰まった感覚

ヤマブドウ

血糖値の調整、高血圧・血行不良(血管拡張作用)、視力の保護、疲れ目の改善

ジンジバー(ショウガ)

消化を助ける、吐き気の軽減(乗り物酔い・つわりetc)、免疫力の向上、冷えの改善、下痢(細菌性)

詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

参照:ハーブ・マザーチンクチャーφ

マザーチンクチャー 取り方の目安

①ペットボトル(500ml)の水でとる方法

ゆっくりとハーブの効能を効果的に取り入れるための方法です。

ペットボトルを持ち歩ける方は、その水にマザーチンクチャー約10滴程度(5~20滴で調整)垂らし、1日を通じて少しづつ飲みます。

寒い季節には水の量を減らすか、カラダが冷えないように保温容器の白湯を使用するとよいでしょう。

②コップでとる方法

朝晩、コップに水を2~3センチ入れ、マザーチンクチャーを約5滴程度いれてとる方法です。

水またはジュースに混ぜて摂取することが一般的です。
【マザーチンクチャー・インフォメーション】

1)適切な量を守る
マザーチンクチャーは薬効成分が濃縮されているため、小量で効果があります。

2)水またはジュースで薄める
マザーチンクチャーは味やアルコール分を和らげるために水やジュースで薄めて摂取することが一般的です。

3)長期間の連続使用を避ける
マザーチンクチャーを長期間連続して使用すると、体への刺激が弱まり、治癒反応が起きなくなります。
一定期間使用した後は、別の種類のマザーチンクチャーに変えてとるか、休むことが推奨されます。

4)妊娠中・授乳中の女性の使用
マザーチンクチャーは薬効が過剰に出過ぎないよう薄めに調整されており、一般的に妊娠中や授乳中の女性も使用できます。不安な場合は専門家にご相談ください。

5)アルコールを避ける必要のある方はお控えください
マザーチンクチャーにはアルコールが含まれています。アルコールに敏感な人、アルコールを避ける必要のある方は使用をお控えください。

6)お薬との併用について
一部のハーブはお薬との相互作用が知られています。持病のある方は専門家にご相談ください。

注意事項および免責事項

自然療法はセルフケアとして使用することが可能ですが、効果には個人差があります。特に、次のような場合には注意が必要です。

持病のある方や虚弱体質の方
持病を抱えている方や虚弱体質の方は、自然治癒力が十分に発揮されにくいことがあります。感染症が流行する前に、自然療法の専門家に相談し、生命エネルギーを高めることが重要です。

食生活が乱れている方
バランスの取れた食生活は、自然治癒力を支える重要な要素です。食生活が乱れている場合、ホメオパシーの効果が期待通りに得られない可能性があります。食生活の改善を通じて、生命エネルギーを高めることが重要です。

薬の過剰摂取や新型ワクチンを摂取している方
薬やワクチンの過剰摂取により、自然な免疫反応が歪められることがあります。このような場合、感染症に対する自然治癒力が弱まる可能性があり、注意が必要です。感染症が流行する前に、自然療法の専門家に相談し、体を浄化することが重要です。

毒性の強い感染症に罹患している場合
重篤な感染症にかかった場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが必要です。

症状が進行したり、重症化の兆しが見られる場合は、直ちに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることを強くお勧めします。

知識と経験が乏しい方への注意
医学的知識や自然療法の知識と経験が乏しい方が利用される場合、適切な選択や対応ができない場合があります。そのような方は、書籍やセミナーなどで学びを深めることをおすすめします。

自然療法は、誰もが持つ自己治癒力を高め、体が健全に感染症と戦うことをサポートする有用なケアです。しかし、場合によっては主流医学のサポートが必要になることもご理解ください。

免責事項
自然療法を使用する際は、自己責任でご利用ください。

あなたの抱える慢性的な心身の不調や悩み、自然療法でサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

自然療法セラピスト。
統合医療専門校で教育に携わり、自由が丘でサロンを運営。現在は沖縄を拠点に、インナーチャイルドやアダルトチルドレンによる「生きづらさ」「体調不良」を自然療法と対話でサポート。本来の自分を取り戻すお手伝いをしています。
南の島の自然ケアサロン 主催
元統合医療専門校講師
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)


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