ホメオパシーレメディー事典【キッズ】

アコナイト (Acon.)
突然のショックや恐怖、急性の病気の初期段階に使用されるレメディーです。子供が突発的に高熱を出したり、強い恐怖や不安を感じた時、例えば事故や急な病気の発症などに対して効果があります。特に、冷たい風に当たった後の風邪やインフルエンザの初期症状に適しています。

アナカーディアム (Anac.)
自信がなく、意志の葛藤に悩む子供に適したレメディーです。自分の本来の気持ちを抑圧し、ルールに固執することで心のバランスが崩れた場合や、勉強のストレスで精神が不安定になった時に効果があります。

例えば、「食べたいのに食べられない」「食べてはいけないと思うのに止められない」「○○しなくてはいけないのに、どうしてもやる気になれない」といったような、相反する感情や行動に挟まれ、何をするべきか迷う心境に適しています。

アンチモクルード (Ant-c.)
気管支炎や喘息、特に湿った咳を伴う呼吸器系の疾患に対して使用されます。痰が多く、咳をするたびに疲労感を感じる子供に適しています。特に、風邪が長引いている時や、夜間に悪化する咳に効果的です。

アージニット (Arg-n.)
不安や緊張からくる消化器系の問題、特に試験や発表などの前に感じる緊張感に対応します。緊張が激しく、胃が痛くなったり下痢をする子供に適しています。また、特定の状況で強い恐怖を感じ、逃げ出したくなるような時にも効果があります。

アーセニカム (Ars.)
中毒症状や食中毒、不安や恐怖を伴う病気に使用されるレメディーです。食事後の嘔吐や下痢、寒気を伴う高熱、または夜間に症状が悪化する場合に効果的です。食べ物や飲み物を怖がり、少しずつしか口にしないような場合にも有効です。

バリュータカーブ (Bar-c.)
発育遅延や成長に関連する問題に効果的です。小柄で発育が遅れている子供や、精神的な発達が遅れている子供に使用されます。また、恥ずかしがり屋で内向的な子供、他人と関わることを恐れるような子供にも適しています。

ベラドーナ (Bell.)
突然の高熱や炎症を伴う急性疾患に非常に効果的です。子供が赤くなり、頭痛や喉の痛みを訴える場合、または極度の敏感さや過敏反応を示す場合に使用します。特に、熱が急激に上がり、顔が赤くなり、瞳孔が拡大するような状況に適しています。

ビスマス (Bism.)
胃腸の不調、特に嘔吐を伴う病気に使用されます。食べ物が胃に残っているような感じや、消化不良からくる不快感に効果的です。吐き気が強く、特定の食べ物や匂いが原因で嘔吐する場合に有効です。

ボーラックス (Bor.)
口内炎や歯の生え変わりに伴う不快感、または高所恐怖症や分離不安に対して使用されます。子供が口の中に痛みを感じたり、歯が生えてくる時に不安定になったりする場合に効果的です。また、家から離れることに恐怖を感じる子供にも適しています。

カルカーブ (Calc.)
骨や歯の成長に関連する問題や、発育が遅れている子供に効果的です。身体的に弱く、寒がりで、しばしば病気にかかるような子供に適しています。特に、頭部の発汗が多く、肥満傾向がある場合に有効です。

カプシカム (Caps.)
分離不安や家庭内でのストレスに関連する感情的な問題に対応します。引っ越しや親からの離別に対する不安や恐怖を感じている子供に効果的です。また、ホームシックや、家族とのつながりを求める強い欲求がある場合にも適しています。

コースティカム (Caust.)
失声症や麻痺、感情的なトラウマからくる症状に使用されます。子供が失声や声の変調、筋肉のこわばりを訴える場合に効果的です。また、感情的に繊細で、他人の苦しみに強く共感する子供にも適しています。

シーナ (Cina)
寄生虫感染や過敏な子供に使用されるレメディーです。子供がイライラしやすく、注意散漫で、特に夜間に歯ぎしりをする場合に効果的です。寄生虫感染による腹痛や痒み、または消化不良を伴う場合にも適しています。

コフィア (Coff.)
過剰な興奮や不眠、特に嬉しさや興奮から落ち着きがなくなった場合に使用されます。子供が何かに興奮しすぎて眠れなくなったり、過度に敏感になっている場合に効果的です。また、カフェインの摂取後に眠れなくなる子供にも適しています。

キュープロム (Cupr.)
けいれんや激しい咳、特に喘息や百日咳に対して使用されます。子供が突然のけいれんや筋肉の痙攣を起こしたり、呼吸が困難になるような場合に効果的です。また、緊張やストレスからくる症状にも有効です。

ユーファラジア (Euphr.)
目の不調に対するレメディーで、特に花粉症や結膜炎に効果的です。目が赤くなり、涙が出たり、かゆみを訴える子供に適しています。また、目の疲れや刺激に対しても有効です。

ジェルセミューム (Gels.)
不安や恐怖による震えや無力感、特に試験や大事な行事の前に感じる不安感に対応します。子供が緊張やストレスで動けなくなったり、震えたりする場合に効果的です。

ハイオサイマス (Hyos.)
妄想や嫉妬、神経過敏が見られる場合に使用されます。子供が過剰に嫉妬したり、不安定な行動を示す場合に効果的です。また、幻覚や異常な行動が見られる場合にも適しています。

イグネシア (Ign.)
悲しみや失望、失恋などの感情的なショックからの立ち直りを助けます。子供が喪失感や深い悲しみを抱えている場合に効果的です。また、感情が抑え込まれているような場合にも適しています。

ラカシス (Lach.)
強い嫉妬や感情の抑圧、特に成長過程での感情的なトラウマに対して使用されます。子供が他人との競争心や嫉妬心を強く感じ、感情的に不安定になる場合に効果的です。また、内面的な感情が爆発する前に使用することで、感情を和らげることができます。

ライコボディウム (Lyc.)
自信のなさや学校でのストレス、不安からくる消化不良に対して使用されます。子供が自分に自信を持てず、特に他人の前で発表することに不安を感じる場合に効果的です。また、慢性的な消化不良や便秘にも適しています。

ネイチュミュア (Nat-m.)
感情的な抑圧、特に悲しみや失恋に効果的です。子供が感情を内に秘め、外に表現できない場合や、長期にわたって感情が抑え込まれている場合に使用します。また、慢性的な頭痛や皮膚の乾燥にも有効です。

オピウム (Op.)
急なショックや恐怖からくる無感覚状態に対して使用されます。子供が事故や恐ろしい体験をした後、感情を閉じ込めてしまい、無表情になる場合に効果的です。また、極度の恐怖からくる失禁や不眠にも適しています。

ポースティーラ (Puls.)
甘えん坊で依存的な子供、特に頻繁に気分が変わり、泣きたくなったり、孤独を感じる場合に効果的です。子供が母親や他人に対して強い依存心を持ち、常に注意を引きたがる場合に使用します。また、温かい部屋よりも涼しい場所を好む子供にも適しています。

パイロジェン (Pyrog.)
感染症や傷の炎症、特に高熱を伴う場合に使用されます。子供が傷口の感染や敗血症のリスクがある場合に効果的です。また、体温が急激に上下し、汗が異常に臭う場合にも適しています。

ラストックス (Rhus-t.)
関節炎や筋肉痛、特に動き始めが痛くて固まっている場合に使用されます。子供がスポーツ後や寒い場所での活動後に関節や筋肉に痛みを感じる場合に効果的です。また、体を動かすことで痛みが和らぐ場合にも有効です。

シリカ (Sil.)
成長の遅れや骨の弱さに対応します。子供が自信を持てず、体力がなく、しばしば病気にかかりやすい場合に効果的です。また、体内に異物がある場合に、その異物を体外に排出するのを助けることもあります。

スタフィサグリア (Staph.)
怒りや屈辱感、特にいじめや虐待の後に使用されます。子供が不正や侮辱に対して強い怒りを感じ、感情を抑え込んでいる場合に効果的です。また、手術後の痛みや、精神的なショックからくる不調にも適しています。

ストラモニューム (Stram.)
悪夢や夜泣き、特に暗闇や孤独に対する強い恐怖に対して使用されます。子供が暗い場所や夜間に極度の恐怖を感じ、寝つきが悪い場合に効果的です。また、神経過敏や興奮状態が続く場合にも適しています。

ソーファ (Sulph.)
皮膚疾患やアレルギー、特に湿疹やかゆみがある場合に使用されます。子供が皮膚に赤みや湿疹ができやすく、かゆみを伴う場合に効果的です。また、肌が乾燥しやすく、アレルギー反応を起こしやすい場合にも適しています。

※慢性の皮膚発疹（アトピーなど）がある方がソーファを使用した場合「好転反応」が強く出る事があるので注意が必要です。慢性疾患には健康相談会をお勧めいたします。

タレンチュラ (Tarent.)
落ち着きがなく、衝動的な行動が多い場合に使用されます。子供がじっとしていられず、過度に活発で、常に動き回っている場合に効果的です。また、音楽やリズムに反応しやすい子供にも適しています。

スーヤ (Thuj.)
ワクチン接種後の不調や、慢性的な感染症に対して使用されます。子供がワクチン接種後に体調を崩したり、皮膚に発疹が出たりする場合に効果的です。また、慢性的なウイルス感染や皮膚のイボにも有効です。

バレチューム (Verat.)
激しい嘔吐や下痢、特に食中毒や熱中症に対して使用されます。子供が急性の胃腸炎を起こし、極度の脱水状態に陥っている場合に効果的です。また、極度の寒気や虚弱状態が見られる場合にも適しています。