【薬草療法・MT】アヴィナサティーバ|神経疲労・慢性疲労・心身の消耗に伝統的に用いられてきた植物

疲れが抜けない。

ぐっすり眠っても回復した感じがしない。

ストレスが続き、気力や集中力が落ちている。

そんな心身の消耗に対して、古くから利用されてきた植物のひとつがアヴィナサティーバ(エンバク)です。

食用として親しまれるオートミールの原料でもあるエンバクは、栄養価の高い穀物であると同時に、ヨーロッパでは800年以上にわたり、神経を養う植物として伝統的に利用されてきました。

アヴィナサティーバとはどんな植物?

アヴィナサティーバ(Avena sativa)は、日本ではエンバク、オート麦、オーツ麦とも呼ばれるイネ科の一年草です。

種子はオートミールとして世界中で食べられており、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどを含む栄養価の高い穀物として知られています。

伝統的な利用

オート麦の栽培は紀元前2000年頃までさかのぼるとされ、古代ヨーロッパでは食料としてだけでなく、心身を養う植物としても利用されてきました。

中世以降は、神経の興奮や心身の疲労、不安、慢性疲労、回復期などに対する伝統的なハーブとして受け継がれてきました。

ドイツ保健省の薬用植物評価書「コミッションEモノグラフ」でも、不安、ストレス、興奮状態、神経衰弱、慢性疲労に対する伝統的利用が紹介されています。

マザーチンクチャー(MT)としての位置づけ

アヴィナサティーバのマザーチンクチャーは、成熟した穀粒ではなく、生命力に満ちた若い地上部を用いることが特徴です。

伝統的なハーブ療法では、心身の消耗や神経疲労、慢性的なストレス、回復期などとの関わりが深い植物として知られています。

ホメオパシーでも、神経を酷使した後や、長期間の疲労によって心身のバランスを崩した状態で用いられる代表的な植物のひとつです。

現代の研究

近年では、オート麦の地上部抽出物について、神経機能との関わりが研究されています。

一部の研究では、副交感神経活動やリラクゼーションとの関連、神経伝達物質の代謝に関わる酵素への作用などが報告されており、神経機能との関係について研究が進められています。

また、食用のエンバクには、水溶性食物繊維であるβ-グルカンをはじめ、ビタミンやミネラルなどが含まれ、栄養学の分野でも広く研究されています。

参考文献・参考資料

※ 事典としての注意

  • 本ページは、植物の伝統的な利用や一般的な特徴を紹介するものです
  • 医療行為や治療を目的としたものではありません
  • 体調や使用に不安がある場合は、専門家または医療機関にご相談ください


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この記事を書いた人

自然療法セラピスト。
統合医療専門校で教育に携わり、自由が丘でサロンを運営。現在は沖縄を拠点に、インナーチャイルドやアダルトチルドレンによる「生きづらさ」「体調不良」を自然療法と対話でサポート。本来の自分を取り戻すお手伝いをしています。
南の島の自然ケアサロン 主催
元統合医療専門校講師
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)


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