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あなたが落ち込みやすい、怒りやすいのは「体験の消化」ができていないからです!

コラム

こんにちは。自然療法士のシンジョウ🌺です。

10月28日、沖縄のススキが一斉に開花しました。
ススキには桜のように「開花前線」というものがある事をご存じでしょうか?


桜前線」は南から北に進みますね。それとは逆に「ススキ前線」は北から南に進み、最後は日本の最南端の沖縄になるのです。という事で、亜熱帯気候の沖縄では9月の「お月見」に穂を出したススキを楽しめないのは残念ですが、この島の魅力は、温帯気候と熱帯気候の狭間にしかない美しさだと感じています。

余談が長くなりました。
今日のテーマは「体験の消化」について。

無くて七癖」といいますね。それは「体に身に着いた癖」だけを意味するのではなく、「心に身に着いた癖」というものも意味します。例えば、落ち込みやすい人、怒りやすい人、悲しみやすい人、自分を責めやすい人、他人を責めやすい人など様々ですね。あなたには、どんな心の癖がありますか?


心の癖は、時に病気の原因となり、時に他人との調和的な関係が築けず、人生を破壊する行動となります。

そんな自分を変えたい!でも、変える事ができない、という方が、はじめに理解すべきことが「心の消化」です。

その出来事を、あなたは「消化」できましたか?

日本では「鵜呑みにするな」「学んだ事を咀嚼する」「体験を消化する」「体験した事を吸収する」と表現する事があります。
体験を食べ物を「咀嚼」し「消化」「吸収」するように、肉体の感覚に喩えて伝えているのです。

この日本語の表現は、とても深い意味を持ちます。
実は、食べ物に限らず、あなたが体験した出来事は「咀嚼」し「消化」「吸収」しているのです。

あなたの人生を振り返ると、時に激しく怒り、時に深い悲しみを体験する出来事に遭遇したかもしれません。
その出来事を、あなたは「消化」できましたか?

食べたものが、きちんと消化されなければ、カラダの消化酵素を奪い、ミネラルを奪い、時に「毒素」としてカラダに蓄積するように。
受け入れられない体験、つまり「消化」できない体験は、「毒素」として心に溜まり「心の毒素」として精神や感情を蝕みます。
抑うつ、不安神経症はもちろんのこと、肝臓の数値が高いなど「心の毒素」が体の症状として表現される方もいます。

怒りが「消化」できなければ

よくあるパターンは、幼少期から「しっかりもの」の姉として、長女として弟の面倒をみていた女性。
弟は、いい加減で、ずぼら。お手伝いもしません。
そんな弟を叱って躾していたが、両親も親戚も、なぜか弟には甘い。自分よりも可愛がりました。

子供ながらに、毎日、とても悔しい思いをした事でしょう。
弟が生まれてからというもの「しっかりものの長女」として頑張った。両親の‶期待″にこたえたくて一生懸命やったのに、だらしのない弟が「長男」として可愛がられるのです。

子供の心は純粋で真っすぐです。「何で頑張っている私より、弟の方が可愛がられるの」と怒りと悲しみが入り混じった複雑な感情を体験したでしょう。この子は、この体験を「消化」する事ができなかったのです。

そして、大人になってから、男性に負けじと頑張りに頑張りぬきました。昔の怒り、悔しさをバネに頑張ったのです。朝から晩まで仕事中心。日々、強いストレスを受ける中、努力は実り、上司からも会社からも認められ出世街道を歩きだしました。

しかし、ストレスをアルコールで発散したせいか、イライラのストレスが悪かったのか、肝臓が病んで入院してしまいました。
この方を突き動かす原動力が「悔しさ」という「怒り」だったためです。突き詰めていくと、幼い頃の「怒り」が「消化」されずに「悔しい」「見返してやりたい」という気持ちに変化していたのです。

心の毒素」である「怒り」が許容量を超え、肝臓を破壊する力となってしまったのです。

このような場合、肝臓を癒すハーブ・マザーチンクチャー、食事療法は必須ですが、それはあくまで結果に対しての対処療法。

根本的な解決は、この方自身が肝臓が病んだ原因が「消化」できずに「毒素」となった過去の出来事や記憶に向かい合う覚悟を決める事。
その記憶、その詰まった感情を意識の光りで照らし、言葉や感情ととして吐き出す事で、心のつっかえは落ち、少しずつ回復に向かうのです。

あなたが、自然(あなた)に還る場所

南の島の自然療法院は、ココロとカラダを調和させ「あなたが、あなたらしく生きる」お手伝いをする治療院です。
薬草・ホメオパシーといった「伝統医学」とカウンセリングをもちいて、自然な治癒力を寝覚めさせ、ココロとカラダを調和へと導きます。

〔こんな方にお勧めします〕
*心身の不調をお薬に頼らず、自分の自然治癒力を高めて乗り越えたい。
*カウンセリングや通院をしているが、なかなか改善せず、並行したサポートがほしい。