こんにちは。自然療法セラピストのシンジョウ🌺です。
日々の相談の中で、40~50代の女性から、以下のような声をよくうかがいます。
*「突然、汗が止まらなくなった」
*「理由もなく落ち込んだり、怒りっぽくなったりする」
*「夜中に何度も目が覚める」
*「イライラして家族に当たってしまう、自分が嫌になる」

皆さんもご存じのように、こうした状態は「更年期障害」だとされます。
主流医学では、症状に応じて、ホルモン補充療法、睡眠導入剤などが処方されるようです。
もちろん、一時的に、医学的なサポートに頼らなくてはいけない方もいるでしょう。
でも私は、もっと深い視点――“なぜ今、この症状が起きているのか”を見つめ直す時間が、とても大切だと感じています。
人は“体”だけの存在ではありません
私たちは単なる肉の塊、ホルモンの塊ではありません。
感情があり、思考があり、そして“魂”があります。
体は、魂がこの世界を旅するための“乗り船”にすぎません。
その魂が、新たな段階へと進もうとするとき、心と体に揺らぎ(=症状)が生まれるのは、ごく自然なことなのです。

更年期は“本当の私”に戻る旅の始まり
多くの女性は「更年期」を、ただ単に、若さが失われてきた証だと解釈してしまいます。
でも、そうではありません。むしろそれは「自分に還る」ための旅の始まりを告げるものです。
「子育て」という重要な役割が一区切りする時期、「私は本当はどう生きたいの?」と“自分”を取り戻す旅が始まるのです。

更年期は「未消化な感情」「未解決の人生課題」が浮上する時期
更年期は“身体の変化”+“人生の変容”が重なる時期。
それまで抑えてきた怒りや悲しみ、不安や孤独が、体や心の症状となって現れてくる時期でもあります。
例えば――
* 母のお腹の中で「いらない存在」とされた胎児期の記憶
* 兄や弟ばかりを大事にした親への怒り
* パートナーシップの傷
こうした記憶や感情が、ちょうどこの時期に“浄化”として浮上してくるのです。
これは単なる不調ではなく、“魂の目覚め”のチャンスでもあります。


症状は、魂からの“再会のメッセージ”
のぼせ、発汗、動悸、イライラ、不眠、冷え、めまい、倦怠感、落ち込み――
これらの症状は、単なる“ホルモンの乱れ”では片づけられない深さを持っています。
それまで押し込めてきた感情や、語ることなく過ぎた体験が、心と体を通じて「ここにいるよ」と語りかけているのです。
症状は、“困ったもの”ではなく、「もう一度、本当のあなたに戻って」という、魂からの呼びかけです。

シュタイナーが見つめた「魂の季節」
人智学者ルドルフ・シュタイナーは、「人の人生は、7年ごとに転換期を迎える」と説きました。
彼によれば、42~49歳は「魂が自分の人生の方向性を見出す時期」。
この間に“魂の課題”に気づけるかどうかで、49歳から56歳の「成熟の時」の質は大きく変わるとされます。
「この症状は、何を伝えてるんだろう」 「私はこれまで、誰のために生きてきたのだろう?」
「これからの人生は、自分の意志で歩みたい」
そう問い始めたとき、症状は単なる不調ではなく、“変容のしるし”へと変わります。
更年期は、「老化」ではなく、魂が本来の声に気づき、意志と知恵を取り戻す“成熟の始まり”なのです。

更年期は、魂の成熟の始まり
更年期とは、“仮面が剥がれていく”時間です。
誰かの期待に応えるための役割、
無理な笑顔、
忘れたふりをしてきた感情……
それらを脱ぎ捨てるとき「自分のままで生きていい」と気づく静かな強さが育ちはじめます。
それが、“魂の成熟”です。
人生の折り返し地点をすぎて、ようやく「本当の私」の人生が始まるのです。

おわりに
もし今、あなたが不調の中にいるとしたら、それは「体や心が、壊れている」からではありません。
本当の自分に還ろうとしているのです。
体や心の声を、どうか怖れずに聞いてあげてください。
それは、あなたがあなたに再会するためのメッセージです。
更年期は、終わりではなく、新しい生き方の扉。あなたの旅は、ここからです。
もし今、あなたの中に「この症状には意味がある気がする」「もう一度、自分自身と向き合いたい」
そんな気持ちが芽生えていたなら——
それは、あなたの魂からの合図かもしれません。
相談会では、症状や不調を“ただの困りごと”としてではなく、
「あなたがあなたに還っていくプロセス」として受けとめるサポートを行っています。
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