カレンデュラは古代ギリシャ、古代エジプトなど古い時代から薬草として用いられ、多くの人を魅了してきました。「花をみているだけで視力が良くなる」「気分が明るくなる」と記されている薬草書さえあります。
実際、この花を花瓶にさすと、部屋が明るくなるから不思議です。
西洋社会では「マリーゴールド(聖母マリアの黄金)」とも呼ばれ、多くの人々から愛され、親しまれてきました。
もう1つの別名は「太陽の花(サンフラワー)」。
古い時代、カレンデュラのオレンジ色は「太陽のような黄金色」に例えられ、太陽の力が宿ると考えられていました。それもそのはず、日の出と共に開花し、太陽の動きを追うように花の向きを変え、日没にあわせて花弁を閉じる不思議な性質を持っています。
肌を再生させる強い効果から「肌の守護神」とも呼ばれてきました。
現代では、皮膚を強力に再生させる力は、花の色素成分でもあるカロチノイドである事が判明しました。この成分は体内でビタミンAに変換され、傷ついた皮膚や粘膜を修復してくれるのです。
症状毎の使い方
切り傷・すり傷
患部の洗浄:マザーチンクチャー
患部の保護:カレンデュラクリーム
喉の痛み、風邪のひきはじめ
うがい(マザーチンクチャーを薄めて使用)
皮膚の炎症
カレンデュラクリーム
授乳中の乳首の痛み、かさぶた
カレンデュラクリーム
膣カンジダ
布ナプキンにマザーチンクチャーを数滴
抑うつ、不安と緊張
浴槽にマザーチンクチャーを30~50滴いれ入浴