自然療法士のシンジョウ🌺です。
2021年9月現在、人類初のワクチン接種がすすんでいますが、コロナが終息する気配はありません。それどころか、イスラエルなど接種率の高い国で、再び感染が広がる現象が起きています。
日本では報道されませんが、今、インド、中国、アフリカや東南アジアの国々では昔から伝わる「自然療法」特に「薬草」と「ホメオパシー」が注目され、政府主導の下で新型コロナの予防や治療の研究が進められています。
今、あなたは「映画マトリックス」の主人公ネオのように「究極の選択」を迫られています。
赤いクスリは「ウイルスへの特効薬」と宣伝されるワクチン。ただし、治験は済んでおらず、あなた自身が「実験台」となります。
緑のクスリは「ウイルスへの効果はない」と宣伝される「自然療法」。「古臭い迷信」「科学的根拠(エビデンス)がない」と軽くあつかわれますが、カラダとココロに優しいものです。
あなたは、どちらを選択しますか?
【インド】ホメオパシー・レメディー、アーユルヴェーダ・ハーブ製薬を無料配布
2020年初頭にはインド政府伝統医学省(AYUSH省は)は、新型コロナウイルスの感染を予防するため、ホメオパシー・レメディーArsenicum album(ヒ素)30Cをとる事を提案。無料配布を行いました。
また、ホーリーバジル(ヒンディー語:トゥルシー)、ショウガ(ジンジャー)、ウコン(ターメリック)で沸騰させた水を頻繁に飲むことを推奨しました。
また、2021年5月10日、インド政府伝統医学省(AYUSH省)は、アーユルヴェーダで使用される36の薬草成分を混合した製剤「AYUSH-64」を無料で配布することを発表しました。
これらの薬草は新型コロナウイルスに対して高い効果を持っているとされ、無症状者はもちろん、軽度から中等度の症状で自宅で隔離されている患者に提供されています。
使われるのはインドに自生する薬草なので、日本では馴染みのないものが多くあります。
使われている薬草は、ピパリ(和名:ヒハツ、コショウ科)、アシュワガンダ(ナス科)、ヤスティマドゥ(甘草)、グドゥチ(イボツヅラフジ)、ジロイ、ショウガなどです。
●ピパリ(和名:ヒハツ)
実はこの植物は沖縄の八重山諸島にも自生していて、昔から使われていたそうです。八重山では「フィファチ」と呼ばれています。石垣島に行くと、特産の香辛料として市販されているので入手可能です。私も、毎日の味噌汁に入れています。カラダが温かくなります。
アーユルヴェーダでは、消化器系が低いパフォーマンスだと熱性の感染症にかかりやすくなると考えます。これら薬草の組み合わせは消化器系に熱を与え、全体的な自然治癒力をアップさせる事を意図しています。
●ショウガ(ジンジャー)
一昔前までは、日本でも風邪をひくと「ショウガ湯」が当たり前でした。やはり、 アーユルヴェーダ 的にもショウガは重要な薬草なのです。ご家庭でも、ショウガ、ハチミツ、レモン汁などを混ぜた「ショウガ湯」をお使いください。
風邪でない時は、ジンジャー・シロップに炭酸を入れて本格的な「ジンジャーエール」がおススメです。個人的には、豊受自然農のものが最高だと思います。
インドでは、変異株が猛威をふるう第2波が2021年5月にピークをむかえましたが、政府のすすめるアーユルヴェーダ製薬、ホメオパシー・レメディーの配布が実を結んだのか、9月現在コロナは沈静化。7割に近くがデルタ株への抗体を持ち、「集団免疫」を獲得したのでは期待が広がっています。
【キューバ】保健省はホメオパシー製剤を国民へ配布
2020年4月、キューバ政府 保健省は、新型コロナの蔓延に立ち向かうため「かかりつけ医」を通じてホメオパシー・レメディーを混合した製品「PrevengHo-Vir」を国民へ配布し始めました。
この製品は新型コロナ用に開発された新しいものではありませんが、過去に急性の呼吸器疾患と戦うために開発されたものです。2009年にインフルエンザA(H1N1)流行の際にも使用され、効果があった事から、新型コロナへも効力が期待できるとされます。免疫力をあげ、予防効果と重症化のリスクを下げる事が期待できると報道されています。
キューバでは、ホメオパシーや薬草療法以外に、自国で開発したワクチンの接種も進められています。社会主義国であるため国民の医療費が無料です。キューバのお医者さん達は、お金を稼ぐための仕事でないという認識があるそうで、患者は「お客さん」として扱うのではなく「困っている人として助ける」という事が基本理念があるそうです。
素晴らしい理念ですね。
【ホメオパシー製剤「PrevengHo Vir」レメディー一覧】
参考程度に キューバ政府公認のホメオパシー製剤に混合されているレメディーを掲載します。
ホメオパシーの事をよく知らない方は毒物や菌、ウイルスの名前に驚くかと思います。ホメオパシーでは、それらの物質を天文学的に希釈しているので元の成分はまったく含まれていません。物質が無いにもかかわらず、なぜ人が治ってしまうのか?治癒力が高まるのか?という事実に対し、現代の科学・医学のレベルでは説明ができていません。
<植物> *Baptisia tinctoria 200C 元の物質:ワイルドインディゴ (ムラサキセンダイハギ) *Eupatorium perfoliatum 200C 元の物質:フジバカマ *Gelsemium sempervirens 200 C 元の物質:カロライナジャスミン <動物> *Crotalus horridus 30C 元の物質:シンリンガラガラヘビ <鉱物> *Arsenicum album 200C 元の物質:ヒ素 <菌・ウイルス類> *Anas barbariae 200C 元の物質:野生のアヒルの心臓と肝臓(別名:Oscillococcinum) *Bacillinum 30C 元の物質:結核菌 *Influenzinum 200C 元の物質:インフルエンザ *Pneumococinum 200C 元の物質:肺炎球菌 *Pyrogenium 200C 元の物質:腐った牛肉 *Tuberculinum aviaire 200C 元の物質:鳥型結核菌(マイコバクテリウム・アビウム) <その他> *バッチフラワー
【タイ】政府が伝統的ハーブ「センシンレン」を新型コロナ治療薬に承認!コロナ患者(軽度)の99%が回復
2021年6月2日タイ政府は、伝統ハーブ薬であるセンシンレン(タイ名=ファータラーイジョーン、和名 穿心蓮)を、新型コロナウイルスの軽度の症状のある患者への治療薬として使用を承認しました。
センシンレンはキツネノマゴ科のハーブ。原産地はインド・スリランカ地方。日本には自生しておりません。
このハーブは東南アジア、インド、中国では風邪、インフルエンザ、喉の炎症、肺炎の伝統薬として使われています。インドの伝統的医学アーユルヴェーダでもセンシンレンは頻繁に利用されています。
タイ政府 伝統的代替医療部門の研究では、軽度のコロナ症状のある11,800人の囚人に薬草療法を試験したところ99%が回復した。この薬草はコロナの悪化を防ぐことはできるが、予防することはできないと述べています。
【ミャンマー】「薬草を使った国産ワクチンをつくれ!」軍トップが開発命令
ミャンマーでは民主化一歩手前までいきましたが、2021年2月に軍事クーデターが勃発。2021年9月現在では、暗雲が垂れ込める状態になっています。
そのミャンマー国軍の総司令官が、2021年8月に開かれた新型コロナ対策会議で「薬草を使って国産ワクチンをつくるよう指示した」と報道されております。ミャンマーでも感染が広がっており、隣国タイのセンシンレンに注目が集まっているそうです。
【ラオス】保健局はコロナ初期症状の薬草をテスト
タイ、ベトナム、ミャンマーなど多くのアセアン諸国には「伝統医学研究センター」をもち新型コロナウの初期症状を薬草で治療する事に成功しています。それに負けじとラオスも薬草のテストを行っています。
使われている薬草は、日本でもお馴染みのドクダミ。ショウガ。もう1種は日本に自生しないキク科植物です。
【ベトナム】 保健省はハーブ製剤を新型コロナの治療薬として臨床試験
2021年8月、ベトナム保健省はハーブ製剤を新型コロナの治療薬として臨床試験する事を承認しました。ハーブ成分でつくられた製品には、タイ政府が注目する薬草のセンシンレンほか、フィッシュミント、バイカルスカルキャップ、クローブ、ジンジャー、甘草など。
薬用ハーブの成分には、コロナウイルスの侵入と複製に関与する標的分子をブロックすることができる有効成分のほか、免疫細胞を活性化して患者の抵抗力を強化するのを助ける成分が含まれていると記事にはあります。
今後、軽度の新型コロナの症状を持つ60人を対象にテストし、安全性と効果を測定するとしています。
【中国】中医学の薬草がコロナ患者の90%に有効だった⁈
ご存じの通り、新型コロナは中国武漢から始まりました。
中国政府の公表は信じられるのか?という基本的な問題はありますが、中国国家中医薬局の発表では、中医学の生薬(しょうやく)がコロナ患者の7万4187人に処方され90%以上に有効だったと発表しています。ここで使われた生薬とは数種類の薬草が混合された「清肺排毒湯(せいはいはいどくとう)」と呼ばれるものです。
感染者を中医学の専門家達が観察したところ、悪寒に続いて発熱があらわれるなど一連の症状郡を確認。約2000年前に作られた中医学伝統の方法論を用いてカラダを冷やす邪気「寒邪(かんじゃ)」がつよい「傷寒(しょうかん)」であると分類。古人達の知恵が練りこまれながら今に継がれる5種類の薬草からなる生薬が処方されたのです。
当局の報告では湖北省では入院患者564人のうち1人も重症化しない病院もあった。一般的に重症化率は2~5%であったとされます。とはいえ、どこまでが本当なのか、見栄なのかよくわかりません・・・。
これらは、素人が手軽に使えるものではありません。興味のある方は、お近くの漢方医にご相談ください。
https://www.raimura-clinic.com/images/column/column71_3.pdf
【アフリカ大陸】 人口の約80%が薬草が昔から伝わる伝統医学を利用
WHOは、人口の約80%が薬草が昔から伝わる伝統医学に依存していると推定しています。
ワクチン接種率は1~10%ですが、世界的にみても新型コロナへの感染者、死者数が極めて低い地域です。
その中心はマダガスカル政府の押し進めるハーブ療法。
コロナに有効な薬草から作られたヨモギ飲料「コビット・オーガニクス」は、実際のコロナ患者に飲んでもらう大規模な臨床試験「第Ⅲ相試験(フェーズⅢ)」が進められており、予備的な中間報告では有望な結果がでているとされます。
アフリカの国々の中には、新型コロナへの補完治療として政府が承認する国々もでてきております。
厚生労働省のHPに掲載された文言をお借りすると「新型コロナウイルス感染症とは、ウイルス性の風邪の一種」とあります。新型コロナが「風邪の一種」だとすれば、これまでと同じように、私たちの中に眠る自然治癒力が私たちを守ってくれるという事を意味します。
であるならば、自然治癒力を高めるホメオパシーや薬草(マザーチンクチャー・ハーブティー)、食事療法が有効といえるのではないでしょうか。
日本でもホメオパシーレメディーや薬草(マザーチンクチャー)などは入手可能です。