こんにちは、自然療法 治療家のシンジョウ🌺です。
最近、兵庫県知事に対するパワハラ事件が連日ニュースで取り上げられています。部下に対する「高圧的な態度」や「理不尽で過剰な叱責」などの自己中心的な行為が告発されましたが、内部での自浄作用は働かず、告発者を特定し懲罰的な不利益を与える行動が取られました。その結果、元県民局長が自殺するという悲劇が発生しました。
職場でのパワハラに加え、夫婦間や家庭内でのパワハラの相談も多く寄せられていますが、この事件はパワハラの深刻さを改めて再認識させる出来事となりました。
今回は、パワハラに悩む方向けの内容です。
パワハラとは?
まず「パワハラ」について学びましょう。パワハラとは、職場において立場を利用し、相手に精神的・身体的な苦痛を与える行為です。以下の行動がその典型例です。
□ 身体的攻撃: 殴る、蹴るなどの暴力。
□ 精神的攻撃: 公の場での叱責や侮辱。例:パワハラ気質の方は一対一ではなく、皆の前で叱る傾向。
□ 人間関係からの孤立: 無視。業務連絡をしない。会議やミーティングに意図的に参加させない。
□ 過大な要求: 不可能な仕事量を強要する。そして、達成できない場合に罵倒する。
□ 過小な要求: 業務内容がスキルや経験に見合わないほど簡単すぎる仕事しか与えない。
□ プライバシーの侵害: 家族や恋愛、健康状態に関してしつこく質問したり、それをネタに揶揄する。
□ 性的嫌がらせ: 職場で性的な言動。身体に触れたり、性的な関心を示す発言を繰り返す。
パワハラをする側の心理
パワハラの加害者は、突然そのような行動をとるようになるわけではありません。彼らの行動は、過去に抱えていた怒りや不満が抑圧され、適切に処理されないまま蓄積された結果です。加害者は、かつて強い立場の人に対して表現できなかった感情を、現在の弱い立場にある部下に向けることで心のバランスを保とうとします。つまり、過去の抑圧された感情が、部下を攻撃する形で爆発しているのです。これは、部下が直接的な原因ではないにもかかわらず、感情のはけ口にされてしまう典型的なパターンです。
こうした行動は、単なる職場の問題ではなく、加害者の未解決の心理的問題に根ざしていることが多く、そのために自己制御が難しくなり、無意識のうちに他者に対して攻撃的な態度を取ることが繰り返されます。
パワハラを受け入れる側の心理
被害者は自己評価が低いため、理不尽な扱いを「自分が悪い」と思い込み、受け入れてしまうことがあります。長期間パワハラを受けると、それが「普通」と感じてしまい、問題視しなくなることもあります。厳しい指導を成長のためと誤って認識し、状況が悪化することがあります。
パワハラを受けたとき、絶対に「やってはいけない」こと
パワハラを受けているにも関わらず、パワハラ加害者に「気に入られよう」とするのは最悪の選択です。加害者に迎合することで問題の本質を避け、パワハラをエスカレートさせる危険があります。また、自尊心を犠牲にすることで、自己評価がさらに低下し、精神的に追い詰められます。結果として、身体的な症状(頭痛、睡眠障害、胃痛など)が現れることもあります。
パワハラを受け続けている職場で、どうすべきか?
パワハラを受けている場合は、放置せず、早めに対策を講じることが心と体を守るために重要です。
* 毅然とした態度を取る: 「NO」と言い、明確な線引きをする。
* 記録を取る: ハラスメント行為を詳細に記録しておく。
* 相談する: 信頼できる人や外部の相談機関に助けを求める。
* 法的手段を検討する: 労働基準監督署や弁護士に相談し、適切な対策を取る。
* 転職を検討する。
* 心身のダメージがある場合、カウンセリング・自然療法でのケアを検討する
南の島の自然療法院では、自然療法とカウンセリングを通じて心身のケアを行っております。パワハラやストレスが心や体に及ぼす影響に対して、あなた自身の力を引き出すサポートをしています。ホリスティックなアプローチで、あなたの健やかな日々を取り戻すお手伝いをいたします。
コメント