こんにちは自然療法家のシンジョウ🌺です。
今、教育現場では「発達障害」の子どもが急増している事をご存じでしょうか。
今回は、この「発達障害」が急増する原因の1つと判明した「クスリのリスク」のお話です。
これから妊娠・出産の可能性がある女性が近くにいたら、ぜひ、お伝えください。
衝撃!小学生10人に1人が「発達障害」の可能性(文部科学省 調査)
発達障害とは、発達のアンバランスさによって、脳の情報処理や制御に偏りが生じ、日常生活に困難をきたしている障害だとされます。
特定の事に優れた能力を発揮する一方、その他の分野では極端に苦手といった方もおります。
発達障害は行動や認知の特徴から「自閉症スペクトラム障害(ASD)」「注意欠如・多動性障害(ADHD)」「学習障害(LD)」の3つに分類されています。
2022年、文部科学省は全国の公立学校に在籍する生徒の調査結果を公表しました。
その結果、発達障害の可能性がある児童生徒は小中学生で8.8%と2012年の調査より2.3ポイントも上昇したとしています。
その内訳は、小学生:10.4%、中学生:5.6%、高校生:2.2%です。
発達障害の子どもを受け持つ担任の先生、親御さんは次の様な行動に悩まされます。
例えば、授業中にずっと座っていられず教室を飛び出してしまう。学校のルールが守れない。
同年齢の友達と遊ぶことを避ける。逆に遊びたがるけど、いつも一方的。相手の気持ちや状況を読む事ができず、嫌がられたり、喧嘩になりやすい。
学校に行くまでも、決まった手順、決まった道順にこだわるなどです。
発達障害の子は、外見からは分かりにくく、症状や周囲の困りごとも十人十色なため「乱暴な子」「自分勝手な子」「困った子」として扱われている事もありますが、脳の情報処理や制御の偏りがあり、それらが難しいのです。
妊娠中でも「安全」な風邪薬 妊婦の服用で「発達障害」リスクが2倍以上に
一般的に「妊婦はクスリを飲まない方がいい」と言われている事をご存じの方は多いと思います。
妊婦さんがクスリを飲むと、クスリの成分が胎盤を通って胎児に入り、あらゆる障害の原因となりうることが知られています。
大人と異なり、胎児のカラダは未熟なので、クスリのような化学物質が体に入った場合、排泄する事が難しいのです。
たとえ胎児が尿として羊水に排泄しても、再び羊水の中から胎児のカラダにもどってきてしまいます。
でも、なかには妊娠中に使用しても胎児にほとんど影響がないと信じられてきた薬があります。
その1つが市販のかぜ薬や鎮痛薬に含まれる解熱鎮痛成分「アセトアミノフェン」です。
ピンとこない方でも、コロナウイルスが流行した2022年、買い占められたおクスリを記憶している方がいるのではないでしょうか。
この時、妊婦や子どもも使えるからと買い占められた「カロナール」がアセトアミノフェンの代表的なおクスリです。
東京都福祉局子供・子育て支援部のHPには「妊活中の服薬について」親切なページが開設されており、現在でも以下のような記述があります。
「アセトアミノフェンは妊娠中でも比較的安全とされています。心配な人はアセトアミノフェンを成分とする鎮痛剤を選ぶといいでしょう」
東京都福祉局子供・子育て支援部
残念な事に、近年、その「安全神話」を覆す研究結果が多く提出されています。
米国ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院のYuelong Ji氏などの研究チームは、
米国ボストン大学ボストン医療センターで出産した母親と子供を追跡調査しました。
996組の母子について解析した結果、母親が妊娠期間中にアセトアミノフェンを服用した場合、
出生後の注意欠陥・多動性障害(ADHD)および自閉症スペクトラム障害(ASD)のリスク上昇と関連していたと発表しました。
母体と胎児は胎盤によって隔てられています。
胎盤には胎児を守る重要な仕組みがあり、バリアの役割も果たしています。
それが、水や酸素、グルコースなど胎児の栄養は通すけど、ウイルス、細菌は通過できない仕組みです。ただ、残念なことに、妊婦に用いられた多くのクスリは胎盤を通過して胎児に届く事がわかっています。
今回の調査は、母親が妊娠中にどれだけの量のアセトアミノフェンを飲んだかを、曖昧な記憶から自己申告してもらうのではなく、胎盤と胎児を繋ぐ「へその緒に流れる血(臍帯血)」を調べる事で胎児期のアセトアミノフェン曝露量を調査した点が画期的だと言われています。
その結果「用量が増加するほどリスクも上昇することが示された」と結論づけられました。
妊娠してからではなく、妊娠前からカラダを浄化する
「妊娠したら、カラダに入れるものに気をつけよう!」と思う女性が多いように思いますが、一般的に妊娠した事に気づくのは妊娠5週目頃です。
妊娠に気づいた頃には、胎児の重要なカラダの基盤は形づくられているのです。
妊娠前から、カラダに入れるものに気をつけ、ケミカルなカラダを「浄化」する事は今すぐできる幸せへのステップです。
これまで現代人は、早く熱を下げたい、回復したいと「クスリ」に解決を求め、早道だと信じてきました。でも、近年の研究で「子どもたちの障害」という予想だにしない形で返ってきている事実が明るみになってきました。
風邪やコロナにかかったら、水分をとりながら、寝て治すのが1番です!
「自然療法」の知識があれば、より早く、よりスッキリと回復できるでしょう。
とはいえ、やみくもにお薬をさけ、自己判断で行う自然療法を盲信してもいけません。セルフケアを基本としながらも、手に負えない時には自然派のお医者さんに判断をあおぐといいでしょう。「たとえお薬が入ったとしても、体内に残らないよう自然療法で解毒すればいい」と柔軟性を持つ事が大事です。
忙しい現代人が失った発想は「急がば回れ」という言葉に凝縮されているように感じます。
「自然治癒力」での回復は遅く、回り道のように思えるでしょうが、結局は本道を行くのが、予期せぬ副作用や障害を生む事もなく、着実な方法なのです。
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南の島の自然療法院では
自然療法やカウンセリング、生活改善などを通して、発達障害にともなう行動障害の改善をサポートしております。