こんにちは。自然療法士のシンジョウ🌺です。
職業柄、クライアントから病気の相談を受けます。「病気」とは「気」の「病」です。カラダとココロ、その人の思考は全て「気」で繋がっているのです。気の病んだ原因を辿っていくと、はじめは肝臓、腎臓の問題と・・・カラダの問題がみえてきます。が、更に上流にさかのぼると、溜め込まれた怒り、不満などがカラダの気を滞らせている事がみえてきます。更に上流にさかのぼると、「自分が至らないせいだ・・・」「自分がいけなかったんだ」と自分を責める考えの癖に突き当たる事がよくあり、心の奥底が罪悪感まみれになっている事が病気の源泉になっている事もあります。
でも、心の奥底に隠されているため、ほとんどの場合、本人は自覚していません。意識では自覚できないから「無意識」と呼ばれるのです。
心を破壊し、人生を破壊する考え方「自分のせいで・・・」
心を持つヒトが生まれ、歩みだすようになると、様々な体験を通じて、様々な気分を経験します。
気が病むのが「病気」。「病気」とはカラダの故障などではなく、背後には、その方だけが歩んできた人生の足跡であり、様々なドラマを表現しているのです。
そして、心を破壊し、人生を破壊する考え方の1つが「自分のせいで・・・」という考え方です。
仕事でトラブルがあった時、失敗した時。会社(家族・グループ)に何も貢献できていない時。迷惑ばかりをかけている時など、生きていると色々な場面に遭遇します。誰かに責任転嫁せず「自分のせい」と思える事は、強い責任感のあらわれであり、成長も出世も早いでしょう。
でも、過ぎたるは猶及ばざるが如し。あまりにも、全てを「自分のせい」「自分の責任」と考える事は、時に人生を狂わせ、時にその考え方が「病気」の種にもなります。「自分が確認しないのがいけなかったんだ」「自分の能力が至らないせいだ」と自分を責めすぎてはいけないのです。
事あるごとに、こもった口調で「すいません」が口癖になっているひと、「もっと、しっかりしないと・・・」とばかり発想する人は要注意です。
すいません、私は雨女なんです!
「今日は雨が降りましたね」と私が発した言葉に「すいません、私は雨女なんです」と返答した方がおりました。言い変えれば「すいません、雨が降ったのは私のせいです。私が駄目だから雨がふったのです」と・・・。この方は、努力が報われず、ココロを病んでご相談に訪れた方でした。
あまりにも「自分のせいで・・・」と考える癖は、「長女」として生まれ、幼児期から「お姉ちゃんでしょ・・・」と周りに背負わされた責任感かもしれません。
または、幼児期から思春期にかけて、お母さん(お父さん)が心や生活面で困窮している辛い姿を見て、助けたいのに助けられない自分を感じた事から生まれたものなのかもしれません。
もしかすると、自分のせいで、母親はいつも父親から罵倒され、暴力を受けていた体験であったり。支配的な父親に、理由を伝えると「言い訳するな」と容赦なく罵倒する家庭環境があったのかもしれません。
そんな出来事から、純粋な心は深い傷を負い、自分自身への不甲斐なさは、いつしか低い自己評価と、罪悪感に変わっていったのかもしれません。あなたは、それを払拭するために、今なお、自分を過剰に責める癖を持ちながら、人生を歩んでいるのかもしれません。
上手くいかなかった原因は、明らかに他人のせいであったり、時代や環境のせいである事もあるのです。これ以上、自分を責めて、思い悩む必要はないのです。
南の島の自然療法院は「あなたが自然に還る」お手伝いをしています。