不登校の子に共通するネガティブな「思い込み」、それをほどく魔法の言葉 5選

不登校の子どもたちは増え続け、それに関連する相談が増えています。

学校に行けない子どもを見守る日々、不安や戸惑いを抱えるお母さんも多いのではないでしょうか。

子どもは「どうせ、わかってもらえない」と感じて話すことを拒んだり、自分の思いを上手く言葉にできない子だっています。

「どうせ・・・」といった思い込みにとらわれてしまうと、心と考えが硬くなり、動けなくなってしまうものです。そんなとき、子どもが感じている事を静かに察し、寄り添い、固定観念をしなやかな考え方に変えるサポートができれば、抜け出すきっかけになるかもしれません。

今回は、不登校の子どもの心理を理解し、親としてどう支えればいいのか具体的な方法をお伝えします。

目次

小中高生の不登校に共通する無気力と不安

調査によると、小中高校生に共通する不登校の要因は「無気力」と「不安」です。これに加えて、各年代ごとに特有の要因も見られます。

小学生:「親子関係」の問題が大きな影響を与え、自信を失いやすくなります。

中学生:「友人関係」でのトラブルや孤立感が主な要因となります。

高校生:「友人関係」のトラブルや孤立感、「生活リズムの乱れ」が大きな影響を与えます。
     特に夜更かし、SNSやゲーム中毒、昼夜逆転の生活が始まると抜け出る事が難しくなります。

子どもの固定された思い込みをしなやかな考えに変える「魔法の言葉」

不登校の子どもには、思い込みにより自分を責めていることがあります。それだけでなく、その考え方の癖で現状は変えられないと無力感を感じ、無気力で今の状況から抜け出せなくなってしまうのです。

私の経験では、覇気のある子どもはオフロード車のようなものです。多少の障害があっても、自分の力で乗り越えて進むことができます。こんな子は見守るだけで、自力で抜け出してしまいます。しかし、すべての子どもがオフロード車ではありません。普通車のように穏やかに進むタイプの子どももいます。

そんな子どもが、泥道のような厳しい環境に置かれた場合、脱輪してしまうことがあります。一度はまってしまうと、自力では抜け出せなくなるのです。こうした状況では、親が手を差し伸べ、子どもが再び前に進むための手助けをすることが欠かせません。親の言葉や態度が、子どもにとって最初の道しるべとなるのです。

子どもに変化を求めるのではなく、まず先に親が変わることで子どもが変わるのです。

よくある思い込みとしなやかな考え方への変換例

1)「努力しても無駄だ」

この思い込みがあるとどうなるか?努力しても結果が出ないと信じ込むことで、挑戦する意欲を失います。新しいことに手を付けることを避けるようになり、小さな成功体験を積む機会を逃してしまいます。

⇒しなやかな考え方: 「努力は未来への種をまいている」

この考えを持つと、目に見える成果がすぐに現れなくても、努力が未来につながると信じられます。その結果、挑戦を続け、小さな成功体験を重ねることで自信が育まれます。

2)「学校に行けない自分はダメだ」

この思い込みがあるとどうなるか?自己否定感が強まり、何もしない選択肢を取るようになります。社会や親からの期待に応えられないと感じ、自分を責め続ける悪循環に陥ります。

⇒しなやかな考え方: 「学校以外にも成長できる場所や方法はある」

この考えを持つことで、学びの場所は学校だけではないと気づきます。趣味や地域活動、オンライン学習など新しい選択肢を見つけることで、自己成長を実感できるようになります。

3)「どうせ何をやっても失敗する」

この思い込みがあるとどうなるか?挑戦する前から結果を諦めてしまい、新しい可能性を閉ざします。失敗を恐れるあまり、行動を起こせなくなり、現状に停滞してしまいます。

⇒しなやかな考え方: 「失敗は何かを学ぶ機会、成長するための機会」

この考えを持つと、失敗を成長の糧として捉えられます。失敗を恐れず行動することで、次の成功への準備を積み重ねることができます。

4)「誰にも理解されない」

この思い込みがあるとどうなるか?他者との関わりを避け、孤立感が深まります。自分の気持ちを伝えようとせず、心の中に閉じ込めてしまいます。

⇒しなやかな考え方: 「ゆっくり話せば理解してくれる人がいる」

この考えを持つと、自分を理解してくれる人に出会える可能性に目を向けられます。話すことで孤独感が和らぎ、信頼関係を築くきっかけになります。

5)「自分にはいいところが何もない」

この思い込みがあるとどうなるか?自分自身を過小評価し、可能性に気づけなくなります。他者と自分を比べることで、さらに自己肯定感を低下させる悪循環に陥ります。

⇒しなやかな考え方: 「まだ気づいていないだけで、自分には良いところがある」

この考えを持つと、自分の良い点を探す意欲が湧きます。小さな成功や得意なことを見つけることで、自己肯定感を高めることができます。

不登校や引きこもりを乗り越え、家庭に平和と希望が訪れますように。


心にしなやかさを、体に活力を。相談会では、ベテランのセラピストが、カウンセリングと自然療法を用いて、抜け出すお手伝いをしております。ご興味のある方は、ご相談ください。

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この記事を書いた人

自然療法セラピスト。
統合医療専門校で教育に携わり、自由が丘でサロンを運営。現在は沖縄を拠点に、インナーチャイルドやアダルトチルドレンによる「生きづらさ」「体調不良」を自然療法と対話でサポート。本来の自分を取り戻すお手伝いをしています。
南の島の自然ケアサロン 主催
元統合医療専門校講師
日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)


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