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ママのための「自然出産ガイド」 奇跡の時間の迎え方

新たな命の誕生は、まさに神秘と奇跡の瞬間です。天から舞い降りてきた赤ちゃんは、ママを唯一の頼りとし、この大きな世界に自らの場所を見つけていきます。生まれたその瞬間から始まるこの旅は、赤ちゃんにとって肉体を持ち、この世で生きていくための土台を築く最も重要な時期です。

ここでは自然派ママたちなら一度は聞いた事のある「自然出産」について、関連するキーワードをあげて解説していきます。

自然派妊婦(Natural Pregnancy Lifestyle)

妊娠は人生の中で最も特別で奇跡的な期間です。1つの卵子と1つの精子が出会い、新しい命が細胞分裂を繰り返しながら成長していく過程は、まさに生命の奇跡です。しかし、このデリケートな時期にケミカルな物質にさらされることは、成長する胎児に潜在的なリスクをもたらす可能性があります。
「自然派妊婦」とは、妊娠期間中に人工甘味料や化学物質を避け、可能な限り自然な生活を送ることを選択する妊婦のことを指します。

出生前の化学物質への曝露(Prenatal Chemical Exposure)

胎盤は、母体と胎児をつなぐ重要な器官です。栄養素や酸素の供給、代謝産物の除去など、胎児の成長に必要な機能を持っています。胎盤は化学物質から胎児を守るバリア機能を持っていますが、すべての化学物質を完全にブロックできるわけではありません。

例えば、一部の重金属、溶剤、農薬、一部のお薬やアルコールなどは、胎盤を通過し、胎児の発達に影響を与えることが知られています。これらの物質が胎盤を通過すると、胎児の成長遅延、先天性異常、学習障害、行動問題など、さまざまな健康問題を引き起こすリスクが高まります。

妊娠中は特に化学物質への曝露を避けることが推奨されます。妊娠中の女性が健康に気を使う事は、胎児の健康と安全な発達を守るうえで非常に重要です。

自然分娩(Natural Birth)

自然分娩は、可能な限り医療介入を最小限に抑え、身体の自然な過程を尊重する出産方法です。自然派ママにとって、自分の身体と赤ちゃんに信頼を置き、リラックスした環境で出産を迎えることが重要です。

自然分娩の特徴

1)身体のリズムに従う
自然分娩では、陣痛の開始から進行、出産に至るまでのプロセスを、母体の自然なリズムに任せます。
できるだけ、人工的な陣痛誘発や痛みの緩和を避け、母体が自然に設定したタイミングを尊重します。

2)リラックスできる環境作り
ご自宅や家庭のような安心感のある助産院など、リラックスできる空間は出産の場として最適です。

3)サポート体制
出産予定地の近くに出産をお願いできる助産師さんがいないか探してみましょう。
思いやりのある助産師であれは、精神的、感情的な面でも適切な助言を行い意志を尊重すると思います。

奇跡の時間(The Miracle Hour)

「奇跡の時間」とは、出産直後の最初の数時間を指します。特に最初の2時間は「ゴールデンアワー」と呼ばれ、赤ちゃんがママの肌に触れ、新しい環境に適応し始めるための重要な時間です。
この貴重な時期にお母さんと赤ちゃんが肌を触れ合わせることで、お互いの存在を深く認識し、信頼関係の基礎を築きます。

カンガルーケア(Kangaroo Care)

カンガルーケアは、出生直後に母親の胸に赤ちゃんを裸で寝かせ、肌と肌の接触を行うケア方法です。

この方法は特に「ゴールデンアワー」に行うことが推奨され、母子の愛着形成を助けると共に、赤ちゃんの体温調節、心拍数と呼吸の安定化、感染症リスクの低減、そして母乳の分泌促進など多くの健康上の利点があります。カンガルーケアは、赤ちゃんにとってお母さんが安全で安心な避難所であるという感覚を植え付け、お母さんと赤ちゃんの絆を深めるのに最適な方法です。

また、カンガルーケアを行うことで、オキシトシンの分泌が盛んになる効果があります。オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、親子のスキンシップや密接な接触を通じて体内で生成されます。このホルモンの分泌は、ママと赤ちゃんの間の強い絆を促し、ママの母乳の分泌を助けることが知られています。また、オキシトシンは親子双方のストレスを軽減し、リラックスした状態をもたらすことで、全体的な健康と幸福感を高める効果があるとされています。

母乳育児(Breastfeeding)

母乳育児に関しては、粉ミルクを推奨する一部の意見もあります。これらの意見は、母乳育児の代替として粉ミルクが便利であること、母乳だけでは栄養が不足する可能性があること、母乳育児ができない母親へのプレッシャーを軽減するためなどの理由があげられます。しかし、これらの批判を超えて、もし母乳が出るママさんであれば母乳育児の持つ素晴らしい利点を知っておくとよいでしょう。

母乳育児の素晴らしさ

1)完全な栄養源
母乳は赤ちゃんの成長に必要な脂肪、糖、水、タンパク質を適切な量で含み、完璧な栄養食品です。

2)免疫力の強化
母乳に含まれる抗体と白血球は、赤ちゃんを感染症から守ります。これにより、乳幼児期の病気や感染のリスクを減少させます。

3)母子の絆
肌と肌の接触は、愛情ホルモンとして知られるオキシトシンの分泌を促します。肌と肌を接触させる母乳育児は、赤ちゃんにママの愛と安心感を与え、心の絆を強化します。

4)赤ちゃんに与える健康上の利点
母乳育児は、赤ちゃんの肥満のリスクを減少させるだけでなく、成人期の糖尿病や高血圧のリスクも低減するとされています。

5)母親に与える健康上の利点
母乳育児を行う事で、母親の乳がんや卵巣がんのリスクが減少するとされています。

愛着(Attachment)

愛着とは、赤ちゃんと母親との間に形成される深い絆のことです。この絆は、赤ちゃんが安心し、保護され、愛されていると感じることで育まれます。親子の愛着関係がしっかりと築かれることで、赤ちゃんは精神的な安定と社会的な能力の発達を促し、人生の早い段階で自己肯定感を育むことができます。

赤ちゃんがママとの強い絆を築くためには、愛情たっぷりの抱っこ、優しいスキンシップ、赤ちゃんへの話しかけ、そして赤ちゃんのサインに対するママの適切な反応がとても大切です。これらの行為は、赤ちゃんの体や心が必要とするものに応えてくれます。

  • 抱っこ: 赤ちゃんを抱っこすることで、安心感を与え、世界を探索する勇気を育みます。
  • スキンシップ: 肌と肌の触れ合いは、愛情を感じさせ、赤ちゃんに落ち着きを与えます。
  • 対話: 赤ちゃんに話しかけることで、言語の発達を促し、ママの声に慣れさせます。
  • 適切な反応: 赤ちゃんの泣き声や表情に敏感に反応することで、信頼関係を築き、安全感を提供します。

赤ちゃんに優しい育児用品(Baby-Friendly Childcare Products)

赤ちゃんの健康を考慮し、かつ環境に配慮して作られた製品は、自然素材や有機素材を使用し、化学物質の使用を極力避けることで、赤ちゃんの敏感な肌や体に対するリスクを最小限に抑えています。以下に、赤ちゃんに優しい育児用品の具体的なアイテムを挙げます。

オーガニックコットン製品(Organic Cotton Products)

ベビー服

赤ちゃんの肌は透過性が高く、有害物質を吸収しやすいため、合成繊維や化学染料は、赤ちゃんのデリケートな肌に刺激を与えることがあります。
特に、肌の敏感な赤ちゃんは発疹、かゆみ、皮膚の炎症など、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
化学染料や合成繊維を使用せず、有機栽培されたコットンから作られたベビー服は、赤ちゃんの敏感な肌に刺激を与えません。

*布おむつ
現在社会では、使い捨ておむつが主流ですが、赤ちゃんに与える潜在的なマイナス面を知ったうえで、バランスよく使う事が重要です。

まず、使い捨ておむつに含まれる香料や化学物質は、赤ちゃんの敏感な肌に刺激を与え発疹やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。また、それらの化学物質が揮発し、空気中に放出されることで、アレルギーや喘息がある赤ちゃんの呼吸器系に悪影響を及ぼす可能性があります。
布おむつは、赤ちゃんの肌に優しく、化学物質の心配もなく、繰り返し使用できる利点があります。

授乳クッション(Nursing Pillow)

授乳クッションは、母親と赤ちゃんの授乳をサポートする素晴らしいツールです。クッションが赤ちゃんを適切な高さに保ち、母親の腕や肩の負担を軽減します。特に夜間や連続して授乳する時の母親のストレスを軽減します。

天然素材のおもちゃ(Natural Material Toys)

現在社会では、色鮮やかで形も多様なプラスチック製のおもちゃが主流ですが、赤ちゃんに与える潜在的なマイナス面を知ったうえで、バランスよく与える事が重要です。

まず、多くのプラスチック製おもちゃには、ビスフェノールA(BPA)など、健康に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質が含まれ、赤ちゃんが舐めたり、口に入れる事で成長に影響を与える可能性があります。プラスチックのベビー用品を購入する際には「BPAフリー」「BPA Free」と書かれたものをご選択しましょう


*木製おもちゃ
化学物質を含まない塗料で仕上げられた木製おもちゃは、赤ちゃんが安心してかじったり触ったりできます。また、自然素材のおもちゃから感じる微妙な温もりや質感の違いは赤ちゃんの触角を適度に刺激し、発達に良い影響を与えます。それだけでなく、自然な色合いとシンプルな形状のおもちゃは、赤ちゃんの想像力を刺激します。木製や天然繊維のおもちゃを通じて、赤ちゃんの自然との繋がり、自然環境への敬意を育むことができます。

スリング(Sling)

スリングとは、赤ちゃんを抱っこするために用いる布製のキャリアです。スリングによる締め付けや密着感は、赤ちゃんがお母さんのお腹の中、つまり子宮にいた時の環境を思い出させるような効果があります。子宮内では、赤ちゃんは常に温かく、安全で、包まれた感覚を経験しているので、最も安心できるのです。特に新生児や泣きやすい赤ちゃんが穏やかになるとの体験談が多数あります。

天然素材のスキンケア製品(Natural Material Skincare Products)

デリケートな赤ちゃんの肌を考えると、自然で優しいスキンケア製品を選びたいですよね。しかし、“赤ちゃん用”とラベル付けされたクリームやスキンケア製品の中にも、実は保存料、香料、着色料、界面活性剤などの化学物質を含んでいるものも少なくありません。これらの製品は、赤ちゃんの敏感な肌に刺激を与えてしまうことがあります。

ここでは、赤ちゃんの肌荒れ、発疹、痒みに対してよく使用される天然素材のクリームについて解説します。安心してお使いいただける天然素材の代表はミツロウです。その他、カレンデュラ、ティーツリーなどのハーブ成分は、自然由来でありながら赤ちゃんのデリケートな肌に優しく作用し、様々な肌トラブルに効果的にケアしてくれます。

ミツロウ (Beeswax)

ミツロウはミツバチが巣を作る際に分泌する天然の物質で、保湿性に優れています。ミツロウクリームは皮膚のバリア機能を強化し、肌を乾燥から守ります。また、その抗炎症作用により、肌荒れやかゆみを和らげる効果もあります。

カレンデュラ (Calendula)

カレンデュラはマリーゴールドの一種で、その花は古くから薬用に使われてきました。カレンデュラには抗炎症、抗菌、そして皮膚の修復を助ける効果があります。敏感肌や乾燥肌、さらには軽度のやけどやすり傷、ひっかき傷を治癒を早めてくれます

ティーツリー (Tea Tree)

ティーツリーオイルは、ティーツリーという植物の葉から抽出されるエッセンシャルオイルで、強力な抗菌作用があります。 ティーツリーオイルは、皮膚の感染症を予防・治療するのに効果的です。また、スース―するので痒みを緩和し、抗炎症作用により、赤みや腫れ、痒みを抑える効果があります。

ただし、ティーツリーオイルは非常に強力なため、直接皮膚に塗ってはいけません。使用前に希釈して使うか、ティーツリーを含むクリームをお使いください。

自然療法(Naturopathic Medicine)

ホメオパシー(Homoeopathy)

ホメオパシーはドイツで生まれた自然療法で、身体の自然治癒力を高める治療法です。

ホメオパシーに対しては、その効果や原理が科学的に十分に解明されていないという批判が存在します。一方で、ホメオパシーを利用した多くの人々が、その効果を実感していると報告しています。特に、主流医学の治療法で十分な効果が得られなかったり、副作用を避けたい場合などに、ホメオパシーを選択する人がいます。このような個人的な経験や満足度が、口コミを通じて広がり、ホメオパシーの人気を支えています。

ホメオパシーの製剤はレメディーと呼ばれ、非常に希釈されており副作用の心配がありません。これにより、デリケートな妊娠期、授乳期、そして赤ちゃんに安心して使用する事ができます。

ヨーロッパでは、ホメオパシーが一般的な健康管理の選択肢として広く受け入れられています。英国王室は長年ホメオパシーを愛用している事は有名です。故エリザベス女王の主治医がホメオパシー医師だった事や、ご自身でもホメオパシーを勉強し、自ら愛犬や愛馬に与えていたなどのエピソードが多数残されております。

フランスの薬局では、妊娠中の軽度の不調や不安に対して、副作用のリスクがなく、自然で優しい治療法であるホメオパシーを勧める場合が多いとされます。

ホメオパシーは、妊娠中の女性が直面する軽い症状、例えば吐き気、腰痛、不安感、睡眠障害などの緩和に役立ちます。ご自宅で、セルフケアで使う事ができ、身体への負担がなく、特に薬物療法を避けたい妊婦にとって有効な選択肢となります。

※慢性的な不調、セルフケアで難しい不調やメンタル面での悩み、デトックスのご要望は自然療法治療家、ホメオパシーの専門家にご相談ください。

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